評価:★★★★☆ 3.7
物語から主人公が失われた時、世界は死への一途を辿る事となる。破壊と完結はイコールではない。
異世界系ラノベが大好きな女子高校生の白崎 海(しらさき うみ)は、学校の帰りにいつも立ち寄る場所があった。それは、大通りにある不思議な書店。
そこで海はお気に入りのラノベを買い、家に帰る途中に突如、目を開く事も出来ない強烈な痛みに襲われ彼女はその痛みで気を失う。
その後、気を失った彼女は目を開けると、そこには漆黒の世界が広がっていた――。※一度、随分前に小説家になろうを退会したときのペンネーム「きりたん」の時に描いた作品のリメイクとなります。
話数:全5話
ジャンル:
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
この作品は、なかなか暗いストーリーではあるのですが、それでも最後まで読んで欲しいです。なぜかというと、作者にとって最も知っておかなければならないことが書かれているからです。物語を投稿していると、誰しもが気にする評価と感想。それに挫けて、筆を置いてしまう、無茶苦茶な終わらせ方をする方も多く存在するというのが、悲しい現状だとは思います。しかし、物語を作ったということは、その物語に登場する人物に命を吹き込んだということ。作品世界の中で、登場人物は生きているのです。登場人物を壊すような終わらせ方は、殺すのと同じこと。この作品には、そんな作者の訴えが詰め込まれています。この作品が、一人でも多くの創造主に届くことを祈って、レビューさせていただきます!
多くの作家様は物語を書いて。読者は自分の好きな作品を読む。多くの作品がある中で、少なくても必ず読んでくれてる人は居る。次回の話を楽しみに待ってくれている読者様が居てくれる。読者が例え1人でも…自分の小説を読んでくれてる読者様は大切な存在です。作家様は何が目的で小説を書き始めましたか?理由は人それぞれ違うと思います。その中でも、この作品は《有名になりたいから》という理由で小説を書き始めた方に、是非とも読んで欲しい。新しい話を更新しても…。ブクマが増えない,感想を貰えない,読者が増えない等の理由でモチベーションが下がり、途中で終わらせてしまう作家さんは多い筈です。でも…途中で終わらせようと思ったら、この作品を読んでみて? 絶対にまた書きたくなる。やる気を出させて貰える作品だから。私はこの作品に出会えて幸せ。この作品は小説を書いてる人に読んで欲しい作品です。