評価:★★★★☆ 3.6
【完結済】
16歳高校生の愛菜は、心の隙間を埋めるために売春をしていた。学校生活は充実しているはずなのに、何かに納得していなかった。
ずっと変わりたいのに変われない。
そんなもどかしい毎日を過ごしてきた彼女に、転機が訪れる。ある日現れた不思議な雰囲気を纏う少年に惹かれ、愛菜から彼と積極的にかかわっていくうちに、彼からもこちらに興味を持ってくれるようになる。謎多き彼だが、彼と過ごす二人だけの世界は幸せに満ちていた。自身が彼と時間を重ねていく上でどういう風に変わっていこうが、後悔するつもりは愛菜にはない。ただ目の前のことにのみ精力を捧げ、楽しく日々を奔走している。思春期の努力の仕方を問う、ヒューマンドラマ!二章からダークファンタジーです。
*二章からはムーンライトに掲載しています。
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《擅自轉載斷然拒絕》天安門
話数:全26話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
複雑な家庭環境で育った主人公の愛菜。その為この世界に希望などもてず、相手の顔色を伺いながら、ただただやり過ごす日々。そんなある日謎の青年エバンと出会い彼女の世界は一瞬にして色付いていく。 2人で過ごす中で、自分をさらけ出す愛菜。少しずつ心を開くエバン。そこには確かに愛菜とエバンの2人だけの世界があった。 そして……。 この作品の魅力の1つが高いヒューマンドラマにあります。器用なんだけど不器用で、そんな愛菜の複雑な人間性が見事に描かれており、その人間臭さがリアルで心にグサグサと突き刺さるような魅力となり読者を襲います。 また多彩な比喩表現も魅力的です。それにより愛菜やエバンの心情が非常に色濃く、時に幻想的に感じられます。 面白い作品は沢山ありますが、ここまで心をガッツリやられる作品には中々出逢えません。 このレビューを見たあなた。是非スコップしてください!
少女、愛菜は『受け取る気持ち』が強過ぎた。幼い頃、とてつもない『悪意』を『受け取った』愛菜はそれ以来、相手の心を読むように人生を歩んできた。実際は『こうして欲しい』という『常識』を『受け取って』その通りに『演じる』。そんな『常識』に嫌気がさしていたある日、愛菜は一人の少年… エバンと出会い、自分の家へ持って帰る。エバンは『別の世界』から来た少年だった。愛菜が住んでいる『今の世界』とエバンの『別世界』の常識はなにもかもが違っていた。考えなくてもいい相手。好きなように一緒に居ていい少年。欲をぶつけても、そもそも常識が違うので受け取り方も全く異なる。そんな少年に少女は『恋』という『欲』をぶつける。互いに新しい『日常』を過ごしていく少年と少女。色のある世界と色のない世界。少年がここに来た目的とは…?少年と少女の間に出来たものは、果たして愛なのか? ーー 盲目的な恋は愛へと変化する
現在投稿されている話を全て拝読させていただきました。まるで短編集のようなすっきりとした仕上がりで非常に読みやすかったです。突出したオチはなくともここまで読者を楽しませることのできる小説は稀有な例かと思います。少なくとも、私はとても好みです。まだまだ荒削りで修正すべき箇所は多々ありますが、全体的にみてとても良い作品だと思います。強いて改善点をあげるのならば、心理描写を、情景描写もっと詳しく書き込むとより良くなると思います。この作品のこれからの展開が楽しみです。更新お待ちしています。