評価:★★★★☆ 4.1
※2020年1月12日追記
現在、改稿版を公募に出しているところですが、公募先の規定により、審査期間中の本文削除を行っています。
期間後再掲載のため、また頂いたブックマークや感想等を保全するため、このような形でページ自体は残させて頂いています。
悪しからずご理解いただけますよう、宜しくお願い申し上げます
話数:全1話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
その他要素
注意:R15
間違いなく後味は悪い。ただし後味の悪さをそのまま受け入れられるならこの小説の本質的な面白さを感じれるだろう。おおよその異世界ものは主人公の無双ぶりによる痛快さが売りで、今作のようなものは所謂「変化球」と呼ばれる部類に属するが、異世界の有無を語り、存在を匂わせながら実在を最後まで確定させない、という点において読者の潜在的恐怖感を煽る作者の表現に高い描写力を感じる。痛快もの、ハーレムものに食傷気味の読者には是非お勧めしたい。
“意欲的な作品を描き続ける太刀川 主の新作です。これまでも、「現代に来たエルフ」、「深海で婚活」など微ファンタジーと呼べる(勝手に呼んでいる)ジャンルを開拓してきた著者。今回のテーマは「異世界転生」。ふざけんな!ドのつくテンプレじゃねぇか!って思いました?私は思いました。でも、太刀川 主が書いたので読みました。斬新な切り口。というか、今まであっても良かった見方です。なぜ無かったんだろう? と不思議に思うほど。たぶん、メイン層にはあんまりウケないだろう、と思います。重い雰囲気を相殺するような””軽さ””があれば更に良かった。それでも、これからも太刀川 主を追っていきたいと思った今日この頃。”