評価:★★★★☆ 4.2
【書籍化二巻発売中! コミカライズ企画進行中!】
小学校の近くにクマが出たって通報があったので駆除に出動したら、手負いのヒグマに襲われて死にました……。
……気が付いたらここ僕が知ってる地球じゃない!
頼りになるのは、死ぬとき持ってた散弾銃のレミントンM870だけ。
こんなので僕、異世界で生き残れるの?
異世界でハンターの猟銃は通用するのか?
そういうのなにも現役のハンターに頼まなくてもいいじゃないですか女神様……。実銃のウンチクと射撃ノウハウ満載でお送りするリアル系本格的狙撃アクション。使える銃が(非常に少しずつ)増えていきます。完結しました!
書籍化二巻2019/9/19発売予定です! イラストは引き続き夕薙様です!
現在コミカライズ企画進行中!※文末に主にガンマニア系の方へのサービスといいますかトリビアで、注釈が記載されています。これは作者注であり、本文とは関係ありません。
※書籍化に伴い、タイトルを変更しています。また、一部名称の変更をしています。
※シリーズ作「北海道に魔物が出たので地元ハンターが出動してみた」完結しています!
※シリーズ作「北海道の猟師のじいさんが異世界に行ってみたら」完結しています!
※ ※印がサブタイトルに付いている場合は、キャラのイメージ画像(作者筆)が最後に載ってます。
話数:全96話
ジャンル:仕事もの
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
異世界に持っていけるモノに「価値観」があります。その「価値観」によって、上手くいったり苦しんだり、周囲に影響を与えたりするわけですが……。この作品の主人公シンは、現役のハンターでした。それは異世界で目覚めても、変わりませんでした。主人公は言います。『ハンターって、誤解されやすい職業だからね』ハンターは――猟銃や罠、網で獲物を捕る人達……?それだけなのでしょうか?ぜひ、この作品をご一読ください。異世界で生きる主人公の人柄や言動を通して、ハンターに触れてみてください。あなたの「価値観」は、間違いなく変わるでしょう。そして、銃。ニュースや物語、ゲームの中でしか知ることのなかったモノ。主人公の語る実銃はリアルです。銃の認識も変わります。なお、この作品は『北海道のハンターシリーズ』の第一作目です。お気に召しましたら、同シリーズの作品もご覧ください。
「学研まんが」など、科学・文学・伝記などを漫画で読みやすく表現した作品は過去に多く出版されている。本作はその一種として完成された作品である。異世界から主人公が事実上の転移を果たし、美女を娶り成功を収めるありきたりな展開の本編は、あくまで解説の為の土台でしかない。様々な状況をもとに行われる丁寧な猟銃の解説こそ本作の特筆すべき長所であり、著者の狙いが最も成功している部分である。とはいえ、本作は土台から洗練されている。主人公は、自分の知らないことに敬意を払う礼儀正しい好人物で、傲慢さや好色さなどの不快要素は慎重に排除されている。作中に時系列や視点の入れ替えなどの煩雑な構成は無く、単純な分理解しやすく解説が生きている。そして解説は実体験が基本で、各方面からの知識を実際に試した結果が多く反映している貴重なもの。猟銃、あるいは銃の世界に興味のある方には特にお勧めしたい。
1つ注文があるとすれば銃の解説が細かいですね。但し現在の日本の猟師の現状や猟師の専門的な解説などは非常に分かりやすくお子様にも理解出来る内容です銃オタならば飛び付くネタ(まぁ銃解説に関しては中途半端に書くとアホ共がこれ見よがしに攻撃して来るから敢えて解説してる様にも感じるし ただの銃オタ?かも知れない微妙〜〜)たがそう興味無い方からすれば長いし邪魔ですね。
無双する話じゃなく、ただただ平和に暮らしたい猟師が周りのみんなを助け助けられながら生きていく。昨今巷で言われるチートハーレムななろう系とは一線を画す作品。ミリタリー系とは違った知識を分かりやすく解説してくれることも素晴らしい。これは今まで異世界物で受けた偏見なしで見た方が良い。欲を言えば書籍化やコミカライズがあってもいいと思うくらいには。
主人公が敬語を話すとても腰の低い方で、異世界ではオーバーテクノロジーである鉄砲を使いつつも分をわきまえている辺りが読んでてほっこりします。 だからこそ彼の周りには多くの友人ができ、強い奥さんもゲットして世界を満喫している様子。 そうそう、毎回出てくる銃の知識も勉強になります。 どんどん主人公の名が売れて持ち込まれる問題も大きくなり、物語はだんだん不穏な展開になってきているようですが、きっと彼ならそれを乗り越えてくれるのでしょう。 この先の展開も楽しみにしています。 あと、この作者さんの他の作品も面白いので是非。
異世界ものにありがちな展開から始まる物語。それでも飽きずに読み進めれるのは主人公の魅力です。気弱で、慎重で、臆病。通常ならばとても主人公向きの性格とは思えません。でも……彼は自分に出来る事を誠実にこなします。与えられた環境を嘆くのではなく、誰かの笑顔の為に。素直に応援したくなる人柄ですね。チート能力で無双して奴隷の女の子を侍らしていく。よくあるそういう系統の話ではありません。主人公は奥様一筋。ただただ真面目に仕事(狩猟)に取り組む。そんな職人気質な姿勢がとても好感が持てます。私は銃器に興味も知識もありません。ですがそんな事を意識させないくらい描写も丁寧なので読みやすいです。剣と魔法モノもいいですけど、こういう本来の意味での異世界ハンター的な小説もたまには如何でしょう?おすすめですよ。
ハーレムっていうか、主人公以外の登場人物ほぼ女ばっかりってのにちょっと飽きてきたところに出会ったこの話。魅力その1、エルフ妻ひとすじ魅力その2、奥さんが身長も出るべきところも全部大きい魅力その3、盗賊は皆殺し魅力その4、世知辛くてリアルを感じるそして最大の魅力は、リアリティー満載な猟師生活&銃の知識がしっかりしてる。文章的に……正しい知識をきちんと提示しようとするが為に、物語が説明的になってしまっているという弱点もあるがそんな弱点があってもなお、楽しく読めた。大炎上した例の猟ガールブログや、山賊ダイアリーとか読んでる人も楽しめるんじゃないかな?と思います。銃好きの方もご一読を……
とても読みやすい作品ですスノーモービルってそんなに楽しくない北海(☼ (工)☼) クマッッ!ヒグマと相打ちからの異世界行き→そこでも有害駆除に勤しむ元公務員ハンターのスローライフ?な物語。注目したいのは、猟銃とハンティングの世界がとても深く描かれている事です。リアルな狩猟の世界でも多少ニッチな空気銃や、普及している散弾銃、ライフル銃の解説はハンティングに興味のある読者の参加になると思います。現代日本の狩猟状況と、異世界の農家を苦しめる有害鳥獣に対する農家の困り事をバンバンと解決する主人公のハンティングを颯爽と表現しています。それに対比してどうしようもない輩もキッチリ描きつつ、多少の理不尽を飲み込む主人公やヒロインがとても素敵多少便利な道具があろうとも、使うのは現代日本人どんな世界でも逞しく順応する器用な主人公をそっと応援してあげてください。面白いですよ!