評価:★★★★☆ 4.3
「マッチはいりませんか?」
インターホンのチャイムが鳴り扉を開けると、そこに立っていたのはマッチ売りの少女だった。
どうやらマッチが全く売れなくて困っている様子。
当然マッチに興味なんてなかったので追い返そうとするが、マッチ売りの少女もせっかくの客を逃すまいとあの手この手で売り込んできて――。これは、ちょっと不思議なマッチ売りの少女とのマッチの押し売りを巡るほんのり笑える物語。
話数:全5話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
その他要素
注意:全年齢対象
タイトルで既にオチている。 そう思われた方も、決して少なくはないでしょう。事実、本作はタイトルの通り「マッチ売りの少女による押し売り」が主軸となっております。あの手この手でマッチを売ろうと頑張る彼女の、どこか鈍臭くて愛らしい姿を描いたコメディ作品です。 しかし、それだけではありません。主人公との軽妙な掛け合いや、マッチ売りの少女を取り巻く個性豊かなキャラクター、随所に仕込まれた小ネタなどなど、見所いっぱいのエンターテイメントなのです。 笑ってちょっぴり感動もして、甘酸っぱくもあって、でもやっぱり笑ってしまう。そんな快作です。ぜひ、ご一読くださいませ!(^^)
子供の頃に読んだ「マッチ売りの少女」寒さに凍えて儚くなってしまった彼女の物語を、コミカルかつダイナミックに取り上げたのがこの作品である。作品「マッチ売りの少女」を知る主人公が、映画鑑賞中訪問販売に遭遇することから始まるこの物語。現代ではよくある光景だからこそ、マッチ売りの少女の異常性が際立っている。しかも、このマッチ売りの少女の自由なこと。すでに完結済みだったのでどう着地するのかと思いながら読んでいたら、不時着かと思うくらい予想外な結末を迎えた。マッチ売りの少女も、この作品自体も勢いがすごい。けれど、一番凄いのは主人公だ。何が凄いのかは、読んでからのお楽しみ。
マッチが上手く擦れないの。優しく……優しく擦っているのに……ねぇ?上手くいっても見えてくるのはあの年増女の事ばかり……。何でマッチを買ってくれませんのですか?甘くて美味しいでしょう?毎日、そ(・)れ(・)を食べさせてあげますからね?ふふ……◇ ◇ ◇ ◇可愛い可愛いマッチ売りの少女、彼女は何を売りに来たのでしょうか?仄かに香る良い香り……。怪しい指先……。短編のようにするりと読めます。読んで損はさせません。
家にマッチ売りの少女がやってきた。今時マッチは売れませんよ。当然追い返されます。しかし、少女はあの手この手を使って主人公にマッチを買わせようとします。主人公はマッチを買うのだろうか!?予想できない展開が盛りだくさんですし、読みやすく、面白い小説になっています。話数も五話なのであっという間に読み終わってしまいます。オススメです!
最近の訪問販売は、なかなかに強引ではありますけれど、志雄崎あおい先生のマッチ売りの少女には、押し売りがつく!確か、原作では儚くも悲しいお話しだったと思うのですが、本作ではたくましいマッチ売りの訪問販売です。 タイトルは『マッチ売りの少女の押し売り』マッチ売り少女のマッチを売るために、あの手この手の作戦を披露するのであるけれど、果たして結果はいかに?