評価:★★★★☆ 4.3
人間好き好き大好きどらごんさん。あまりにも人間が好き過ぎて、人間の女の子として過ごしています。
人と暮らしたこともあるけれど、彼らの寿命は短くて一人残されてさびしい想いをしていました。
ところがある日、ついにひらめきます。
『こどもを作ろう! そうすればさびしくない!』
しかし、子作りをしたことが無い彼女は何から始めたらいいのかわかりません。
彼女は知り合いになった人間の青年の知恵を借りて色々と試行錯誤します。ーーけれど、彼女には一つだけ秘密があるのでした。
えっちな展開になるでしょうが、彼女らは至って真面目です。
ええ、大真面目ですとも。
話数:全13話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:R15
まず騙されたと思って読んでみてください。私が言えるのは読了後にはスッキリとした優しい感情で胸がいっぱいになったということです。この話はタイトルのように子作りに興味を持ったドラゴンの少女と奴隷となった錬金術師の日常が優しく描かれています。もちろん子作りに興味を持った理由もしっかりしていて、六万字と短めですが完璧に纏まっていると言っても過言ではないかと思います。そして何よりも『異種族間の恋愛』について確りと考察されています。あぁ、なるほどなぁ、と私は納得できました。兎に角素晴らしい作品です。是非読んでみてください。
読むとドラゴンさんの可愛さの虜になること間違いなしです。童話のように、ほのぼのとした世界観を楽しみたい人はぜひ読んでみてください。この小説は、人間が大好きなドラゴンさんと奴隷の青年の生活を書いたものです。ある日青年は、可愛らしい少女と出会います。その少女は実は人間ではありません。凶暴で凶悪な事で知られるドラゴンだったのです。色々とあって二人は一緒に暮らし始めます。長い間独りぼっちだったドラゴンさんは人間さんと暮らすのがとても嬉しくて、たまに暴走しちゃいます。そんなハイテンションなドラゴンさんを、青年は宥めたり、褒めたり、諭したりします。――でも、そんなドラゴンさんには一つだけ秘密があるのでした。その秘密が何なのかは最後まで読むとわかります。6万文字と短めですが、物語を読み終わった後には、きっとほんわかとした気持ちになれますよ。