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☆小惑星の衝突によって荒廃した地球世界。内戦状態の日本列島を駆け抜けよう!☆

「…この子を、我が子を死なせはしません! 何があっても、絶対に…私があなたを、必ず守り抜いて見せます!」

 あの年の夏を思い出すたびに、私は推し量る。彼女達の眼には、百年後の世界が映っていたのではないか…と。

 天体衝突の危機から地球文明を防衛するため、人類は有りとあらゆる技術を結集し、「対小惑星隕石砲」を開発した。しかし、水素爆弾などの大量破壊兵器を搭載する事も可能なこの機構は、独裁政権やテロリストによって軍事転用され、遂に私達の祖国、日本列島にまで脅威を及ぼしつつあった。我が国の連合政府は、「反射砲」と呼ばれるレーザー兵器を実用化させると共に、対小惑星隕石砲を破壊する作戦を決行し、今この瞬間も戦闘機・攻撃機が次々と飛び立って行く。風雲急を告げる中、ミステリアスな教会の末裔にして、魔女の妹である十三宮仁(とさみや めぐみ)は、この戦争の真実を語り継ぎ、何より愛する家族を守り抜くため、約束の場所へと向かっていた。だが、そのためには、死んだ人間を復活させ、異世界への扉を開くと云う、禁じられた「星」の呪術が必要であった…。

 この日記を書き始めた頃、私はまだ子供だった。けれど、この日記を書き終え、読み返す頃には、私自身も、日本も世界も、ひいては地球・宇宙さえも、過去や現在とは異なっているだろう。それを忘れぬため、この地球世界で、日本列島で何が起き、その中で自分は如何なる運命を選択したのか、この本に記録して行きたいと思う。今この瞬間、本書を読んでいるであろう、未来の私…そう、あなたのために…。

★文章だけでなく、挿絵としてキャラクターイラストや背景写真などの画像を積極的に活用しており、臨場感の溢れるビジュアルな世界観を楽しめます!★

※掲載されているキャラクターイラストは全て、小説作者「スライダーの会」(代表:十三宮顕)がイラストレーターに発注して使用許諾を得た物であり、それ以外の挿絵画像に関しましても、作者が著作権または使用権を保有しております。

※この作品は「スライダーの会」ウェブサイト及び、ほかの小説投稿サイトにも同時掲載しております。

http://スライダーの会.blogspot.com/2017/11/Planet-Blue-Ich-Roman.html


話数:全4話

登場人物
主人公属性
職業・種族
  • 未登録

時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録

その他要素
注意: