評価:★★★★☆ 4.1
SF科学者無表情少女とファンタジー騎士熱血青年の異文化恋愛物語。料理したりご飯を食べたり、お話したり触れ合ったり、すれ違ったり誤解したり、本能が暴走する話。開拓してるとサポートAIに嫉妬され、拾った魔女に口説かれて、エルフからは子作りを……え、ゾンビも攻めてきた!? ※
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話数:全61話
ジャンル:アドベンチャー
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:R15
異文化同士とは、これ程までに全てに於いて相互理解が「すれ違う」ものなのか。 なのに、男女(中世騎士と宇宙世紀科学者)の仲とはこれ程までに「何故か噛み合ってしまう」。 それぞれ自分の知って居る事を相手が全く知らない所から始まる純情純愛トラック転星もの...だったハズなのだが、掛け合いの軽妙さとお互いの常識の差から、傍から見ると「ああ、もう!」となる恋愛状況。 彼らが幸せをつかみます様に。二度とトラックに遭いませんように。服をきちんと脱がせられます様に。
既知の物は全て調べつくした超技術銀河文明と、魔法・ゾンビをはじめとする未知に溢れた中世ファンタジー世界との異文化交流を描いた作品。 物語は超技術文明の科学者の女の子が、調査のため宇宙船に乗っている途中でトラック(!?)に轢かれて中世ファンタジー世界に不時着するところから始まります。彼女は宇宙船の修理のため、ゾンビによって国を滅ぼされた現地の騎士と協力し、現地の人々を助けていきます。 彼女が現地の人々と交流していくなかで、彼女は自身の技術を遠慮なく発揮していきます。現地の人々はそれを、彼らなりの理解の範囲で受け入れていきます。例えば、超技術の産物は「錬金術」に。ドローンは「ゴーレム」に。浮かぶあがる映像は幻影魔法に。これらの言いかえが巧妙で、それがこの物語の面白さの一つです。他にも……おっと、残念ですが余白が足りないようです。
可愛いヒロイン、かっこいい騎士、若(幼?)夫婦、狩人。彼らが崩壊しつつある世界でゾンビ相手にしつつ生活していくお話。しかしただ無双するのではなく、作者の神奈いです様の書きたいモノがひたすら詰め込まれています。食事によるカルチャーショックと宇宙技術による生活環境の改善はどこか崩壊しつつある世界を「なんとかなるかも」と思わせる装置。でも安心してはいけない。気を抜くとアメノはポンコツ化し、AIは暴走して騎士を悩ませるのです。まずは読んでみましょう。そして神奈いです様の「私はこれが書きたいんだよ!」というパトスをご覧ください。
初っ端が中々にシュールでOh……となるかもしれませんがそこから先は推定ディストピア出身のポンコツ科学者ちゃんと現地の騎士君達との認識のギャップで笑わせてくれます。科学をファンタジーに持ち込む作品では、片方がもう片方を圧倒してしまうことがよくありますがこの作品ではナチュラル上から目線でありつつも、現地の技術や文化を尊重しておりそれがまた面白おかしく愉快に書かれています。更新もとても早く、土日には数話続けて投稿される事もあるのが嬉しいですね。是非読んでみてください、おすすめします。
まず、あなたはあらすじ段階でタグと属性のてんこ盛りに驚くことでしょう。次に、1話を読んでぶっとんだスケールの世界観に圧倒され話の展開に翻弄され、随所に散りばめられた小ネタにクスッとなるでしょう。現在29話までのレビューですが、会話のテンポや飽きさせない展開に計算され尽くしたジョークに病みつきになるはずです。属性過多でタグてんこ盛りですが上手に料理されてます。むしろ満漢全席ぐらいの勢いで話は進んでいきます。科学小説としては文系理系の豊富な知識をもとに裏付けされたキャラ毎の背景が細かく設定されており読者の想像の翼をはためかせるでしょう。どこかで見た懐かしい設定王道のボーイミーツガールが好きな方は必見です。人類の存続危うい中騎士道に邁進するウィル、無垢なる超科学の申し子であり無知シチュが萌えるアメノの掛け合いに魅了されること請け合いです。
久しぶりのレビュー、15話まで読んだレビューになります。SFかというとそこまでシビアな世界観ではありません。どちらかというとボーイ・ミーツ・ガール的なコメディ寄りです。SFもファンタジーもゾンビ物も好きな私には非常にバランスがいいストーリーというか設定で読んでいて楽しいです。何より主人公アメノがかわいい、騎士もいいキャラしてますし途中から出てくる夫婦もいい味だしています。これまでSFジャンルを読んだことがない方にも間口が広い作品です、今後は日常系にそのまま進んでも楽しそうですし、シビアなストーリーになっても面白そう。是非読んでみてくださいね。お勧めします!