評価:★★★★☆ 4
15歳の誕生日、スキル覚醒の儀式を受けた少年クロノは、自分の前世を思い出す。
彼の正体は、魔王に仕えていた『障壁の魔人ブロゥシャルト』の転生体だったのだ。
前世の彼はラブリーな魔王ちゃんに慕われていたが、そのせいで同僚の魔人たちからはパワハラを受けていた。そこから逃れるために、彼は『転生の儀式』により、人間へと生まれ変わったのだ。クロノの能力は『変幻の盾』と『結界作成』
武器にも調理器具にもなる『盾』と、持ち運べるおうち『結界』を手に入れたクロノは、あこがれのスローライフを送るため、旅に出る。
めざすは魔王城の残骸。そこには彼しか知らない、魔王ちゃんの遺産(へそくり)があるはずだ。はたしてクロノ(魔人ブロゥシャルト)は『へそくり』を手に入れ、スローライフを送ることができるのか。
苦労人で子供好きな、ツンデレ魔人の旅が始まる……。※基本的に、ほのぼのとしたお話です。R15は保険です。
(2017.09.18 タイトルをちょっとだけ変えました。
旧タイトル:転生魔人のスローライフ ─『結界』と『変幻の盾(フィルタリング)』で快適無双─』
話数:全64話
ジャンル:
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
千月さかきの描く主人公はとにかく優しい。近くにモデルがいるのかそのモデルにそうあって欲しいと願っているのかは判らないが、女性が思い願う男性像の理想形の一つなのだろう。恥ずかしがり屋で褒められることが苦手。成したことを無かったことの様に扱うのが常なのはそれが理由だろう。ただその優しさを発揮するためには卓越した能力が無くてはならない。ハイファンタジーとは言えそのアイデアには驚かされる。常にどうすれば驚いてくれるが考えているのだろうが、と言うことは日常的に妄想癖が止まらないのだろうか?ただ、その妄想は「どうすれば優しく在れるか?」なのだろう。それは各作品全てに現れている。優しくなりたい男どもと男の優しさを理解したい女性にオススメする。千月さかきの優しい世界を堪能されることをお勧めする。
元魔人のくせにめちゃくちゃ面倒見が良い主人公が、余計なことに (主に自分から) 頭を突っ込んで、色々巻き込まれて、お節介に解決してしまう話。物凄く面白い。特に、主人公が、悪人ぶってるくせに思わず良い人してしまうところが最高。勿論、こんなに性格が良いのだから、当たり前に周囲から好かれて、当然の如くハーレム状態なのだけれど、お定まり鈍感設定で、本人は自覚していない。ただ、ロリコン疑惑は残るけど。
毎日投稿してくれるから(割と)退屈しないでいいし、障壁の使い方が面白かったりしますwそしてクロノは魔神名を魔物に思い出してもらえない所なんて大草原不可避だしwそしてクロノ様何気に優しいし抜けてるしツンデレだし頬が緩みますw毎日の癒し(❁´ ︶ `❁)*✲゜*ただただ甘々な物語だから是非是非読みましょ♪♪