評価:★★★★☆ 3.8
トラックに轢かれて死んだ俺は、なぜかルーレットで転生する種族を決めることになった。
そうして選ばれたのは……まさかのウイルス!?
ゆるいテンションの神様的な美女に見送られ、俺は異世界に飛ばされる。「さすがにウイルスは意味不明すぎる。異種族にしてもドラゴンとか色々あったじゃん……」
意気消沈する俺だったが、すぐにそのチート能力に気付く。
自由自在な憑依。
感染のたびに手に入るコピースキル。
ほぼ無限の命のストック。
自己改造に敵の弱体化。不滅のウイルスになった俺は、異世界での新たな人生を謳歌することにした。
※NOVEL DAYS様にも投稿しております。
話数:全68話
ジャンル:アドベンチャー
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
本作の世界観そのものは小説家になろうの一般的なファンタジーに近いだろう。だがタイトル通り、主人公が転生した種族が決定的に違う。メジャーなものなら人や魔族などの一つの登場人物に固定される。それを主人公はウィルスに転生したことで外観の自由度を手に入れ、複数の感染元を持つことで個人の強さよりも残機の多さで安定性を得ている。さらに感染させた相手の能力を獲得できるのが強い。発症という形で感染者に獲得した能力を発動して敵の弱体化、味方の強化ができ、育成、成長要素も備えた作品である。文章力も安定しており、作風はやや渋め、長編にも耐えうる構成だ。是非一度読んでいただきたい作品である。