評価:★★★★★ 4.5
ときは江戸時代、慶安元年。島原の反乱はなんと切支丹側の勝利に終わった。貿易の地は出島ではなく江戸の隣にある台場になった。その地には金と知のみならず、悪鬼の類も押し寄せてくる。天草の野望、幕府の陰謀、そしてそこに暮らす者たちの思いが交錯する場所、台場町に今日も事件は起こる。これは不死身殺しの風津なるかぶき者と、公儀隠密のある女忍者の二人が巻き起こす、痛快な奇譚である。
話数:全28話
ジャンル:異能バトル
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
舞台はちょっと歴史のズレた、私たちの知らない江戸時代。台場町には異人が歩き、鬼の力は闇にうごめく。さて、ここに住む傾奇者……風津は夜に行く鬼を斬る。この飄逸な男と組むのがカラクリくノ一、珊である。奇想天外、カラクリが舞い、触手が踊り(?)、忍術が飛ぶ! そしてヒュルリと吹き荒れるのは噴飯必至の笑い風!愛嬌じかけの女忍者に萌えて、燃えて、腹を抱える。そこで時にはグッとくる、しんみり感を尊(とうと)がったり……。娯楽成分800パーの和風オカルトパンク小説。いざいざ薦めたてまつる。みなさまご覧あそばせい。