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理由のない虚無、どこからくるのかわからない虚無感。それとどう対峙したらいいのか、解決はあるのか?
主人公、大橋喬はごく幼い時から自分の生に違和感を持っていた。どうしたら天にもどれるのか、そのことばかり考えて暮らしていた。仕事が忙しく不在気味の父親にかわって、母はありったけの愛情を喬にそそいだ。音楽、とくに木琴演奏に特異な才能をみせる彼は、一流ミュージシャンのプレイを真似することを通じて自分の生きる道を決める。才能を持ちながら、自分を愛せず、才能がありながらそれゆえ周囲から隔絶されてゆく彼をみている者がいた。同級生の由紀だった。彼女もまた、強い感性をもちながらどうそれを発揮すればいいのか、どう生きてゆけばいいのか迷っていた。確たるものは、喬へのシンパシーと同類愛だった。ふたりの、迷いながら生きる様を、周囲の人たちの語りでつないでゆく。


話数:全18話
ジャンル:

登場人物
主人公属性
  • 未登録
職業・種族
  • 未登録

時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録

その他要素
注意:全年齢対象