評価:★★★★☆ 3.9
ルナリアは魔法使いの学校にいる女の子、『光の魔法』がとっても得意です。でも、光の魔法でできるのは、光を生み出すことだけ。それも、月明かりのような弱い光です。おまけに、他の魔法はまったく使えません。
魔法が下手なルナリアは、いじめられて森へと逃げこみます。そこにいたのは、七頭の人食い狼でした。これは、ルナリアが光の魔法を武器に、戦い、運命に抗って、幸せをつかむお話です。
原稿用紙48枚、全2話でお送りします。
話数:全2話
ジャンル:
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
「それが何の役に立つの?」ぐさりとくるこの言葉。言われたことのある方も多いのではないでしょうか。例えば、小説を書いていて。例えば、絵を描いていて。例えば、本を読んでいて。例えば、興味のあることを調べていて。あなたの大切だと思うことが、直接的に利益を生むか生まないかだけで判断されることはよくあります。けれど、あなたを批判した人にとっては価値がないように思えるものも、違う場所、違う人にとっては大きな意味を持つかもしれません。あなたが大切に思うことがお金に結び付くなら、それはそれで嬉しいことでしょう。けれどお金にならなくても、きっと人生に喜びを与えてくれているはず。大切だと思えるものに、巡り会うことは思った以上に難しい。どうかあなたにとって大切なものを投げ捨てないでください。これは、そんな当たり前のことを思い出させてくれる優しい童話です。