評価:★★★★☆ 4
飯屋の娘セリカは、小さい頃に川で溺れた時に前世の記憶人格が蘇ってしまった。そのことがきっかけになったのか平民には使えないはずの魔法が使えるようになる。
しかし家族と別れたくないセリカは、魔法を封印して生きてきた。ところが16歳のある日、男の子を助けるために思わず魔法を使ってしまった。
それを見ていた貴族の青年が…。
異世界転生のお話です。セリカの、のんびりとした日常生活を追っていきます。
★ 「指令を受けた末っ子は望外の活躍をしてしまう」に続きます。※ この作品は、カクヨムとアルファポリスにも転記掲載しています。
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:R15
この物語が紡ぐ世界、魔法は貴族だけが使える特殊な力だった。 だが、平民であるヒロインが突然、別の人格と記憶を携えて、その力に目覚めてしまった。自身を異端だと思い、たいせつな家族との別離を案じ、その力【魔法】をひた隠しににしてきた。 しかし、街中での事故を防ぐため、思わず【魔法】を使ってしまい……。 それを、貴族の青年に目撃されてしまう。 ここから始まる、ヒロインのサクセスストーリーがおもしろい……。 ほのぼのした日常を描きながらも、波乱や紆余曲折も用意されているが、そこには、しっかりと努力と苦労があり、それを解決する勇気と知恵がある。さらに、出逢う人々への優しさと愛おしさ、そして真の強さが溢れている。 最初は、素敵な物語で少しずつ読んでいたが、終盤は、途中で栞をはさむことができなかった。 8年後、愛し愛され大団円で迎えるエピローグは、感動必至でもある……。
まず、この話は異世界転生ものである、と断っておこう。良くある話じゃないかって?ちょっと違うんだ。まぁ聞いてくれ。なんというか、主役は飯屋の娘さ。どこにでもいそうな、働き者で気立てのいい娘さ。その娘がとある事故が切っ掛けで前世を思い出すんだ。おっと、よくあるかもしれねえが、ここでは言えねえ秘密があるんだ。それは?そりゃ読んでのお楽しみさ。もうひとつ。この作品には売りがあるんだ。それはなんだって?そう、飯さ。だって主人公が飯屋の娘だからな!作者さんが料理ができる人でさ、読むとこれが旨そうなんだよ!読むと腹へること請け合いさ。読んでる俺が腹へるんだ。間違いないって。楽しい話と旨い料理。これが外れなわけがない!ちょっと不思議な魔法の話。さぁとくとご覧あれ!
最近の流行りは異世界転生ですよね。この話も主人公が小さい頃に川で溺れたことによって、前世の記憶を思い出しました。はい、そこ! よくある話だと思わない!ここまではよくある話だと認めましょう。(←おい!)そのことによって魔法が使えるようになるのも、よくあることですとも。(←だから~!)でもね、ぜんぜん違うのよ。あらすじにも書かれていない、大きな秘密があるの!私はそのことに一番衝撃を受けたのよ。まだまだ話は続きます。あなたも一緒に主人公の行く末を見守りませんか。
なろうのハイファンタジーというと主人公もしくはヒロインがはチートで無敵の強さを持っていたりしてなんか殺伐としている印象が強いですが、この作品は魔法はでてきますがとてものんびりしたお話で安心して読めます。魔法を使えることを隠しておきたい平民で飯屋の主人公の女の子が魔法を使ってしまったことから始まる公爵との恋愛模様?はドキドキしますね。