評価:★★★★☆ 4.1
祖父に憧れてシェフになった佐山トオル。彼女は十年の修業の後、手ごろな値段で本物の料理を出す店を作り、評判も上々だった。
しかし、彼女の店は、近くに出来た味はそこそこだが激安の洋食チェーン店に客を奪われて潰れてしまう。
値段しか気にしない客に絶望した彼女は、夢を見失い、シェフを続ける気力すら無くし、空き家となっていた祖父の屋敷で休暇をとることにした。
ある日、倉庫で見つけた鏡に触れた瞬間、トオルは鏡の中に吸い込まれてしまう。
目が覚めると異世界で少年に「きつね亭を助けてください!」と頼まれる。
少年の熱意とかつて祖父がきつね亭を救ったという話を聞いて、トオルはきつね亭を立て直すために力を貸すことに決めた。
トオルは異世界の人々との出会いの中で、失った大事な何かを取り戻していく。美味しい料理は誰のために? 諦めてしまった彼女と、諦めない少年の物語。
話数:全20話
ジャンル:
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:R15
温かい話で楽しく読ませて頂きました。ただ、最初の方は、ハウツー本に近いような内容で、物語感が少なかったと思います。また、話の展開も先が見えてしまって、もうちよっと驚きが欲しかったかなと思います。でも、私は温かいあなたの書く話が好きです。レビュー150文字以上となっていて文字数が足りないので継ぎ足しです。
おっさんからファンになり、片っ端から作品を読破しているのですが、とても面白かったです!自分自身料理を良くするのですが、タメになるような知識も多く、今すぐにでもハンバーグを作りたくなりましたw文章の進みもテンポ良く、なおかつ展開も綺麗に構成されており、最後まで飽きずに読み切れました♪惜しむらくはトオルの一人称が俺だったり、言葉遣いに違和感を感じたことと、全体的に誤字脱字が目立ってしまったのがただ残念です。これからも面白い作品を楽しみにしてますので、応援してます♪
以前も、料理の物を拝読しましたが本格的に色々薀蓄を語られていて職人技を目の当たりにする様な描写に、ウットリしました。そのお話より短編ですがハンバーグの描写がコレまた巧みで食べたくなります。客商売に付きもののぼやきも「あ~、そうだよね。現場は腐っちゃうよね。」ってうんうん頷いてしまうもんです。一度挫折を経験すると立ち上がるのに苦労するものですが一人では行き詰まっても横で一緒に歩いてくれる人がいると一歩踏み出せるものです。その辺りの主人公の気持ちの変化が、人を助ける事によって良い方向へと変化して行きます。キツネ君良かったね!
“読む気がなくなりました。料理人が””客””と言ったらおしまいだと思います。声に出すならお客様心の声ならお客かお客さん最低限の事だと思います。そういった方の小説やコラムや記事は見るに値しないと思ってしまいます。自己満足というか、味の押し付けというか、自分の知識や技術を見せびらかしているのかと思ってしまいます。全て読ませて頂きました。ピンチからの逆転ピンチからの逆転とスムーズに読めました。ただ気になったのがシェフを料理人の意味合いで使っていますが、料理人はコックでシェフは料理長です。やはり小説なので、そういった間違いは気になります。後はトオルの口調が所々で男口調になっていて、トオルの魅力が薄れているように感じました。”
一応調理師免許持ちなんで、月夜先生が付け焼き刃の知識でこの連載始めたならブクマ解除するか文句の一つも感想欄で書き込もうと思ってたんだけど。 なにこれ、おいしそうじゃね? ハンバーグとか、食べてみたいんですけど!?私自身、実家が食堂でチェーン店との競合で店じまいした経緯を持ちますので、今回の作品はちょっと他人事とは思えない部分があります。ぜひ頑張って完結させてください。でも「魔王様の街づくり!」の続きも早く見たいんですよね……ううむ。(コミカライズ始まってるので、そっちがあるうちは待ちますけど)