死霊術師の人型兵器研究日誌

この作品に興味を持った方の中には、あらすじ後半に抵抗を覚えてブラウザバックする方がいるのではないだろうか？自分はそうでした。復讐モノはあまり得意ではなくて、あらすじ前半ではかなり唆られるのにと、残念に思っていました。しかし読む作品が見つからなかったためこの作品を読み始めると、今まで読まなかったことを後悔しました。仲間と共に魔導機人の開発に明け暮れる序盤はもちろん、大国相手の大立ち回りや、魔導機人同士の白熱のバトル、世界の根幹に関わる秘密など、王道でアツイ要素が多く含まれています。復讐に囚われるのではなく、ただただ願うのは「彼女を取り戻すこと」決して気付かれぬよう準備して、いざ始めるは大国相手の一世一代の大勝負。たった一人で上げる反撃の狼煙はやがて大陸全土を巻き込んでゆく

死霊術を扱う家系に生まれた主人公は、魔導機士という失われた文明の技術に出会う。失われた技術を復活させるため、主人公は学園で公爵令嬢である毒舌美少女と研究を進めていく。苦労をしながらも研究が進んでいく中、主人公たちに不穏な気配が寄ってくることから物語は動き出す…ロボットものというだけでなく、そこに死霊術が加わるというなかなかなろうでもない設定の作品となっております！主人公とヒロインはロボット制作が大好きすぎてやばいですし、周りの仲間もいろいろとぶっ飛んでいたりして面白いです！ただ、明るめの話ばかりではなく、シリアスな展開も結構あったりしていろいろな味を楽しめる作品となっているかと！戦闘描写などもしっかりとしていますし、100万文字を超えて完結していて読み応えもバッチリなのでオススメです！是非一度読んでみてください！

なろうではやや珍しいロボットもの、その中でもおススメできるのがこの作品。仲間と好きな女の子と一緒にバカやって、趣味と目標に浸って、危機を乗り越えて……そんな主人公がすべてを失ったから取り戻すために戦う物語。王道の構成で、世界の根幹に関わるの設定が壮大。特筆すべきはロボットの設定、ファンタジー要素のバランスが良く、技術的な革新が齎す影響を抑えつつ主人公機もしっかり活躍している点を大いに評価したい。主人公の仲間達、特にヒロインもいい味をしている。もっと二人のイチャイチャを読みたいくらい。読み応えもあり、ロボット好きにはまず手に取って頂きたい作品である。