評価:★★★☆☆ 2.8
世界はどのように構成されているのかなんて知らない。
海と小高い山に囲まれた町――館里市。
国内でも有名な観光スポットである小さな山頂から町を一望していた少女――津ケ原 透理。
海から吹く冬の夜風に帰宅しようと下山したところ、山下にある公園で不審な人物を目撃する。「早々にこの町から去るべきだ」と忠告をされた透理は苛立ちに食って掛かるも、タイミングを見計らったかのように表れた異形の存在。この瞬間に透理の生きていた日常は崩れ、知らなかった世界への扉が開く。そう、世界の真理を知る為に彼女は魔術師となる道を選択する。
話数:全117話
ジャンル:異能バトル
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
普通の生活を送っていた少々お馬鹿なボクっ娘―津ケ原透理は、好奇心から不審者―魔術師に声をかけたために、非日常へ足を踏み入れてしまうことになった。そして、透理は、自身の住む町が、『歪んでいる』事を知る。そんな歪んだ世界の空の下、魔術師、魔術師の天敵である教会―執行会、そして、その両者を屠る、調律者、お互いに天敵であるはずの、3者が揃う事になる。彼らが、ただの人間であるはずの透理を中心として集ったのは、果たして偶然か。そして、次第に明らかになる透理の過去と、力。彼女は、自分がそうとは知らないだけで、ただ者ではなかった。あの時、不審者に声をかけなければ、ただの人間として、平凡ではあるが末永く生涯をまっとうしただろう透理。しかし、声をかけたその選択肢は、彼女の残りの人生と人との絆をより豊かなものにしたでしょう。―あの時、声をかけて、それでよかったのだ、と。