評価:★★★★☆ 3.6

 イレーネが若き皇帝リーンハルト四世に出会ったのは14歳の時だった。最初の印象は、一つ年上だと聞いていたのに随分と大人びて見える人、生きているのに死んでいるような瞳をしている人。
 その日のうちに婚姻を結び、皇妃としての生活を始めることになる。もちろん政略結婚だと理解しているが、イレーネは自分の役割を全うしようと心に誓っていた。しかし、リーンハルト四世はイレーネに全く興味を示さず、口もろくにきいてくれず。あまつさえ、帝国議会にてこの婚姻が不服であると訴えたのだった。
 イグレシア帝国皇妃としての窮屈な生活にめげず、イレーネは心から叫ぶ――

「私は陛下の味方です!」

 ――これは皇帝と諸侯、教会が権力を巡り群雄割拠する封建制の時代。権謀術数ひしめくイグレシア帝国内で、若き皇帝を支え続けた妃殿下の物語。全3話短編


話数:全3話
ジャンル:

登場人物
主人公属性
  • 未登録
職業・種族
  • 未登録

時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録

その他要素
注意:全年齢対象