評価:★★★★☆ 4.2
ハルはとある領主の元で下女として働く、普通の少女だ。しかし亡くなった母親が遺した指輪に使われている宝石が、竜の国でしか採れない希少なものだと分かってから状況が変わってくる。――自分に懐いてくるドラゴンに、黒い軍服の怪しい男。人間の下女として地味に生きていくはずの未来が、どうやら変わっていきそうだった。【書籍版全4巻発売中&ヤングエースUP様でコミカライズ連載中です】
話数:全106話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:残酷な描写あり
難しいテーマを、自然に描いている作者様に脱帽。端からみると、ハルの周囲にいる竜人たちが特別な存在。竜人の中のエリートだ。でも、その竜人たちからすると、ハルこそが特別。その魅力は?特別なことができるわけではなくて。特別に容姿や人格が優れてるわけでもない。でも、やっぱり引き寄せられる理由はある。派手すぎず、穏やかすぎない。そして、応援したくなる主人公がいて、親しみがわく脇役がいる。そんなファンタジーを楽しみたい方、オススメです。
竜族と人間のハーフで竜族の王族⁉︎一見、平凡で地味な見た目の主人公ですが、竜族を惹きつける王としての才能、素質を持ち。無自覚ながら周りの竜族を惹きつける。地味、平凡と本人は言ってますが、平凡の見た目とは違いいろいろやらかすその行動力にドキドキさせられます。序盤はちょっと重たい描写がありますが、読むうちにほっこり、ワクワクさせられる。皇帝になりたくない主人公と、皇帝になってほしい周囲。その関係性や生い立ち、世界情勢……読み進めていくと平凡ってなんだっけ?と考えさせられる、そんな作品です。長い間、停止されてましたが、再開されましたので是非一度読むことを勧めます。