評価:★★★★☆ 4.1
魂だけになって輪廻転生の輪をぐるぐる回っていたら、異世界を作った新米女神にクジ引き感覚で輪廻転生の輪から引っこ抜かれた主人公。
唖然としてたたずむ魂に女神が望んだのは、
『勇者として魔王を倒して!』ではなく
『暇つぶしに世界をどうにかしてみろっ!!』でもなく、
『魂の運営関係上必要だっただけで、特にどうこうしろといわけではないですよ?』でもない!!
『貴方の世界の知識を、私の世界の発展のために生かしてみませんか?』
まるでどこぞの会社の勧誘のような言葉とともに、半ば強制的に生まれたての異世界に落とされ魂は、ため息をつきながら「祟られても嫌だし……」と渋々世界の運営を行うことを決意する。が、
「人間どころか……生物ですらない、無機物なんだけどぉおおおおおおおおお!?」
これはとある石が、原始の神話の時代から、一つの国を作り出し世界を変えていく物語。…†…†…………†…†…
編集ページを開くのに時間がかかるようになったので、物語を分割しました。
第二部「異世界で『賢者……の石』と呼ばれています ――乱歩日記帳――」(https://ncode.syosetu.com/n3849ey/)で引き続き継続投稿していきます。
今後とも応援よろしくお願いします!
話数:全269話
ジャンル:エピック・ファンタジー ヒーロー・アクション
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
私の貧弱な表現力でこの作品の良さを十分に伝えられるとは思いませんがレビューを書かせていただきます。読んでみてまず思ったのが、「これ好きなの人はとことん好きなやつだ!」ですね。私はこの作品のタイトルから想像してたのとは違うなと感じました(いい意味で)そして、あぁこれ好きだわって感じましたね。私はこの作品をなんて表現したら最適なのかはわからないですが、しいて言うならなんちゃって神話系コメディー(シリアスあり)でしょうか?一般的な転生もののなろう作品とは大きく違うのは確かです。神さまが好きな人とか特におすすめです。日本のゆるい神さま・宗教観が反映されている作品です。あとはあとは、……うーん、とりあえず一度読んでみてほしいな。読んでいけばわかる!この作品は面白いと。さあさ暇を持て余している方、気分転換を求めてている方ぜひぜひこの作品を手に取……れはしないので、お開きください。
ここまで、主要登場人物が不要までに無双しまくっている作品が、あったでしょうか!?いや、ない!地球の歴史をトレースしつつ、「別物」にしてしまっているのも凄い。主人公が、傍観者と「影の指導者」を両立するというのも他ではないですね。こういうおもしろさは、他ではないでしょう。また、いい意味で「ご都合」というものを使いこなしているように思えます。
全知無能な神が活躍しない小説。設定は面白いし、それぞれの話も面白い。とても上手く書かれている小説だと思う。ただ、主人公に感情移入する人にはお勧めできない。主人公が何かしようとしても意味が無い。今度こそ努力すると誓っても、その努力に意味は無い。結局、主人公の仲間が頑張って物語が進む。転生も行動も意味の無い主人公を見て思うのは、問題解決に動き失敗し仲間が解決する「また無意味な行動になるのか」という絶望感だった。私の感想は「面白いけどストレスがたまる物語」だった。批判的なレビューになったけど、最初に言ったとおり物語は面白いので読む価値は十分にあると思います。あとはそれぞれの好みだと思います。
少しだけ現実の地球とその歴史をモデルにした、ファンタジーな世界の創世神話から現代(予定)までを連ねた長編小説です登場人物や出来事は現実の歴史をオマージュしてますが、そこにファンタジーのエッセンスを混ぜてひとつのSSに仕立てながらその時代その時代毎の人々の苦悩や悲哀、そして絆をアドバイザー兼狂言回しである主人公『賢者の石』の「等身大の小市民、だけど神さま」という視点で描きギャグとシリアスを絶妙なバランスで調和させています合間合間の掛け合いや漫才、台詞回しも楽しいのですが、一番の魅力は『世代が代わっても尚、引き継がれるもの』をはっきりと作中に出している点ですそれは、一緒に神格化した仲間や子孫だったり後世の歴史の授業(?!)だったりしますが「神さまだって悩んだりするけど頑張ってる」というメッセージを遺しているのが実に日本の宗教観らしいエンターテイメントになっています