勇者の剣の〈贋作〉をつかまされた男の話 完結日:2018年8月9日 作者:書店ゾンビ 評価:★★★★☆ 4.4はじまりは、嘘だった。青年は馬鹿正直な馬鹿であり、嘘を信じて戦った。その嘘が誰かを傷つけることもあった。けれど、彼は戦い続けた。そのくだらない嘘が、真実に変わるように。 話数:全3話 ジャンル:エピック・ファンタジー 登場人物 主人公属性 未登録 職業・種族 未登録 時代:未登録 舞台:未登録 雰囲気:未登録 展開:未登録 その他要素 それでも戦った はじまりは嘘 仲間を失い 仲間を得た 勇者? 怪物と戦い 最初の嘘が 真実になるように 絶望 荒野にひとり 青年 注意:残酷な描写あり なろうで小説を読む
すごく面白いです。序盤はちんけな村の村人から始まります。主人公が持っているのは正義の心と純真な精神、それと露天で買った一降りの剣。剣はまあ残念な由来なので、何事もなければ村で普通の人生を歩んだのでしょう。ただ事件が起きてしまいますので、その正義の心に従って旅に出ます。露天で買った剣は勇者の剣ですのでつまりそれを装備した主人公は勇者ですから。勇者は悪を倒して世界を平和にする使命がありますから。さて、旅をするなかで仲間ができ、名声も得て名実ともに勇者になります。が、そこでライバルが現れて仲間の離脱イベントが発生。チキショークソイベかよ!と思わされます。まあそのあともう一度会えますが、それが良かったのかどうかは……どうなるのかは是非読んで確かめてください。読後はまるで超大作RPGをプレイしたあとのような、爽やかな達成感を味わえますのでおすすめです。
三話の短い話ですが、展開が早い点もあるが不思議とその早さが心地よく読めます、なろうでたくさんの作品を読んできましたが長い作品でキャラブレがある作品もある中、短いからこそキャラブレがなく、キャラの魅力に気づく事ができれば大変良い作品だと思います。ただよくも悪くも長い作品を読みたい人にはおすすめしません。ただ短くても良い作品を読みたい人にはおすすめします三話という短さに始まりから終わりまで詰め込まれた作品です。たまには短い作品もどうですか?
ハイファンタジーの分野の最近のなっがーいタイトルに辟易していた私ですが珍しく普通の長さの題名なので読んでみたらもうビックリの良作でした。とても感情移入は凡人の私にはできませんでしたが勇者はこうでなくてはいけないと思われる作品です。読みやすい長さでわかり易いキャラクターたちです。悲劇だらけの内容なのに辛くならずに読める傑作ですよ。是非読んでください!
虚仮の一念を体現した佳作主人公は街角で騙され、’勇者の剣’を売りつけられ、自分を勇者だと信じ込んだ’バカやがて’勇者’の周囲では異形の怪物が出現。世界を救う旅に出た主人公は’本物の勇者’と出会いますが果たしてどうなる・・・・・・・・・・・・・・・・。何百話も続く長編もいいけれど、珠玉の短編もいかが?
悪と戦い。人々に希望を与え。世界を救った男の話。そんだけです。でも本物なのです。久々に感動して泣きました。創作界隈でよく勇者と魔王とかの単語が出てきます。言葉を聞けば大体どんなのかイメージしやすいからです。ですが、あまりにもラベルばかりが横行して、本物を見た事がない人達がたくさんいます。本物を知らないままでは「勇者なのに残念」とか「魔王なのに良い奴」みたいな話を聞いても、イマイチギャップを実感できないと思うのです。「これが勇者じゃなかったら何が勇者なんだ」ってくらい本物のファンタジー。ホンマに面白いので是非読んで欲しいです。
馬鹿正直な主人公が商人に騙されて勇者の剣を買わされるのですが、主人公はその剣が本物だと信じます。ある時、国中に正体不明の化け物たちが出現するのですが、主人公は自分が勇者だと信じ化け物退治の旅に出ます。まさに真実が嘘に、嘘が真実になっていくといった内容の作品。最初は嘘から始まった物語ですが、これぞまさに王道といった作品です。短いながらも読み応えばっちしな内容で読む人を魅了するものとなっているのではないでしょうか。日間1位となったのが納得のいく作品です。困難に立ち向かい嘘を真実としてしまった男の英雄譚、是非一度読んでみてください!
主人公の勇者ジュールは馬鹿で馬鹿でも真っ直ぐで騙されても、折れたり曲がったりしないなろう小説での流行とは真逆の王道ファンタジー全3話で心に残る小説です。非常に面白かった‼読まないと勿体無い!是非読んで共感したい!小説家になろうに投稿された作者に感謝。そして良作を逃さない読者のみなさまにも感謝したいと思います。
飾り気なく飾っていて良いと思います。それでいて話がまとまっていて、良いと思います。登場人物の役割がしっかりしていて良いと思います。時たまこういった作品に出会えるのが嬉しいです。タイトルを見て、お、これは、と思わされました。読んでいてすらすら入ってきました。読んだあと清々しい感慨に浸ることができました。感想を、初めて書こうと思いました。貴方の作品は素晴らしい、と伝えたくなったのです。この作品はそういう作品でした。
お見事です。その一言に尽きます。王道の中の王道。チートだの転生などではない。過去のファンタジー小説の中でも、何一つ劣ることの無い物語。ファンタジーとはかく有るべしという見本のような作品です。嘘を真に変えて、絶望を希望に、涙を笑顔にすることこそ、勇者としての本懐。レビュー推薦なんて烏滸がましく感じますが、ここから先は何も言いません!本作品を読め。そして王道の素晴らしさに打ち震えよ!勇者ジュール。馬鹿なジュールが齎す世界の救いは笑顔に満ちたものである!
ただただ一直線に馬鹿みたいに人を信じ、裏切られ、それでも仲間の言葉を心にひたすら突き進む熱い熱い燃えたぎる漢の物語たった3話、その3話に何百話、何千作品の勇者系なろうをよみつづけた者の見たかった物がある1話ずつしっかりとした落とし所があり物語が分かりやすくそれでいて主人公の歩んできた道が分かるしっかりと王道を踏襲しつつ鳥肌がたつような臨場感が味わえる正に≪良作≫一度は見てみて損はない!またラストシーンも考察ができる敵倒しました!平和に暮らしました!ではなくその後、漢はどうなったかが気になるような見終わった後も見る人を考えさせる内容でした。最後の彼は作品を良く見ればわかるとおもいます。≪このレビュー見た人も書き込む人もネタバレしないようにw≫