評価:★★★★☆ 3.8
異端者の集まり、と噂されている傭兵集団「オメガ」。
「オメガ」に所属するベルはある日、「ノースク」という南方の国から戦争の協力依頼を受ける。
意気込んで受けたそれは、ベルや仲間たちの運命を大きく揺るがすことになる特異点事象であった。
これは無限ループから抜け出す為、奮闘する者達を描いたディストピア異世界SFファンタジー。※こちらシリーズ一作目です
話数:全46話
ジャンル:エピック・ファンタジー 異能バトル
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
「全てのものは滅びるようにデザインされている」しょっぱなからニーアの冒頭の引用で申し訳ない限りだが、本作品のアンドロイドたちが織り成す輪廻する世界はアレより重厚で質の悪いものだった。なにせ無限ループ故に滅びという名の終わりすら迎えられない。普通では考え付かないほどの方法論で輪廻を繰り返す世界観はもはや初志を失い、何のために戦っているのかすら忘れてしまった。それでも、オメガのものたちは戦う。どういった終着を迎えるのか、是非読んでみたくなる小説だ。
無限ループをコンセプトにSFとファンタジーの要素がいい塩梅で混ざり合ったかなり完成度の高い作品です!物語の舞台が流行りの異世界でありながら、ただ流行っているから舞台を異世界にしている訳では無くちゃんと意味もあります!また、物語の世界観は荒廃した世界で人類が極端に少なくなっています初めは北斗の拳みたいなロスト・アポカリプスみたいな話かなと思いましたが、だんだんとこの世界がディストピアだったという事実が浮かんできます。読み進めていく程にこの作品の不気味さや、無限ループしている理由付けなどの設定の作り込みなどクオリティがとても高く、読んでいて面白い作品です!皆さんも是非読んでみて下さい!
初レビューです。これはただのSFファンタジーでは無い。俗に言う魔法にまで意味のある設定がなされている。それ以外にも一見関係ないものまで関わっているので、ある意味気が抜けない。戦闘描写も頭の中で容易に想像できる程濃密に描かれている。作品自体は無限ループをコンセプトにしているが、読み手としても何度も読み返したい作品。是非一度読んでみて下さい。
とてもシナリオが練られた作品。 なぜタイムリープしているのか、この世界の問題などを一つ一つ丁寧に解決していき、読者から見ても納得の出来である。 戦闘描写もとてもハイレベルなものが多く、読んでいて飽きる部分が無い。一気に読み切れる作品である。 とても楽しめる作品だったので、ぜひ一度読んでみてはいかがだろうか。
高い構成力と文章力に裏打ちされたこの物語。 綿密なストーリーには伏線が縦横無尽に張り巡らされており、かつ、鬼気迫る戦闘描写も疎かにすることはなく、創作物としてより高い水準で完成された作品であることは間違いない。 場面の魅せ方も熟知しており、ページをめくる手が止まらないだろう。 正に記憶を消して何度も読み直したいほどの作品。 是非皆様にも御覧頂きたい。
友達に勧められ読んでみた作品、初めは気軽に読み始めていましたが、気づくと最後まで読み切り、アカウントを作り今レビューまで書いていますw内容としてはタイムリープもので、ディストピアとかシンギュラリティとか余り聞きなれない単語がタグにありますが、作品自体はとても読みやすく、最後まで楽しんで読めました!又、この作品は考察する部分が大いにあり、それが当たっていた部分もあれば全然違う部分もあって・・・みたいな楽しみ方も出来ます続編へ続くような終わり方もしていてそちらにも期待できる作品です!
※初レビューなのでご容赦ください先ず最初にあらすじを見た時におっ?と思いましたここで既にループしていますwそして肝心の内容ですが、とにかく重厚で硬派な書き方だなと思いましたしかし、第一部、二部と話を読んでいく内に独自の面白さが出てついつい読み進めてしまう作品です!しかもただ面白いだけでなく、至る所にサラッと伏線を忍び込ませていたりと、重大な事実が発覚した時にこれが伏線だったのか!とまたその部分を読み直したりと、どれだけ楽しませてくれるんだと思いましたw物語としても私は第三部の過去編からが特に好きですし、その部分からこの作品の確執となる要素がより強く出ていると感じました。この作品は完結はしていますが、エピローグとエクストラエピソードから続編を匂わせる様な終わり方をしているのもあり、今後どうなって行くのかと考察が捗ります!皆さんも是非一度読んで見てください!