評価:★★★★☆ 4
「国王陛下の花嫁」となるために育てられてきた私は、11歳の誕生日に初めて夫となる国王との謁見を許された。
王座に座る国王を見た瞬間、私の脳内はスパークし、ある記憶が甦る。
此処は、前世でやり込んだ乙女ゲームの世界で、国王の正体は鬼畜で最凶なラスボス、暗黒竜だと。
そして自分は、ゲーム開始前にラスボスの贄として無理矢理子を孕まされて生まされた上、最後はラスボスに喰われて死ぬという、ゲーム本編では名前すら出なかった存在へ転生したのだ。「ラスボスの生け贄なんかになりたくない。絶対に生き延びてやる!」
これは、生き延びようと足掻く私の物語である。
*後半から、乙女ゲームらしい学園生活となります。
*本編完結。時々、小話を更新します。
*アルファポリスさんにも投稿しています。
話数:全99話
ジャンル:アドベンチャー
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
まず文章がしっかりしているので難なく読み進められます。タイトルから主人公ラクジットがどういう立ち位置からスタートするのかは分かりますが、少なくとも泣いてイヤイヤして、王子様が助けてくれるという安易な展開ではなさそうです。それはそれとして、こんなときに百面相でガッツポーズのくだりは笑いました。続きが楽しみな作品です。