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池沢茂幸は、愛人、瑠美子との生活が、自分の本当の生活だと、30年間思ってきた。
次男、和也の結婚式が終って、瑠美子の家で週末を過ごし自宅へ戻ってくると、妻、玲子が、離婚届と手紙を残して家を出ていたことを知った。
「週末、貴方といらっしゃる方を正式な妻にして差し上げてください。」
突然の出来事に、改めて、玲子のことをかんがえることに……
話数:全6話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
誰も泣かずに、優しい人生を送れることは無いのでしょうか?ボタンを掛け違ったまま時が過ぎ、もう、取り返しがつかないなんて。誰が悪いのか?誰をも、悪いとは言い切れないような。それでも、玲子は、あまりにも淋しい人生だったような気がします。だったら、茂幸は楽しい人生だったのか?そして、瑠美子は?きっと、息子たちも、心にどこか歪な傷を抱えているかもしれません。残されてしまった家族たちに、ドロップス幸せの飴の缶を「カラン カラン」と、鳴らしてあげたいような気になりました。