私はギルドのおねーさん 完結日:2018年9月26日 作者:海水 評価:★★★★☆ 4私はリンダ。この街の冒険者ギルドの窓口業務三十年のベテランダークエルフ。 今日もカウンターの裏で受付業務に勤しんでるあたしの元には、色々な相談事が押し寄せてくる。主に色恋沙汰だけど。 あぁ、言ったそばからそんな気配がする。 そんな私の日常。 話数:全7話 ジャンル: 登場人物 主人公属性 未登録 職業・種族 未登録 時代:未登録 舞台:未登録 雰囲気:未登録 展開:未登録 その他要素 エルフ おねーさん 身分差 注意:R15 残酷な描写あり なろうで小説を読む
★現実世界ではない異種族ファンタジー物に『種族間で異なる〝人生の長さ〟』と言う問題がある★例えば、有名なファンタジー作品に『東方シリーズ』というのがある。だが熱烈なファンでもあえて見つめようとしない問題がある。それが種族によって寿命が異なるという現実だ。いつか時は流れどんな種族でも老いる時が来る。だが全ての種族が同じ寿命というわけではない。いつまでも若さが変わらない人もいれば20年30年で老醜を晒す人もいる。残酷だがそれが現実なのだ--★そして本作★今作のヒロインは様々な種族が存在する世界で、冒険者の支援を行う冒険者ギルドの〝受付役〟という異色の設定だ。ギルドの受付には様々な人々が行き交っている。ヒロインの彼女はダークエルフであるがゆえに長い時を生きねばならない。軽妙な語り口の物語の中には『異なる時を生きねばならない悲劇』が描かれている。彼女の幸せを祈らずにはいられないのだ