評価:★★★★☆ 4

 夜間の空襲で、全てを失った普通の人の話。
 幼い頃、空襲で生き別れになった家族を避難先で待ち続ける少年の半生記。

 「いいか。もし、はぐれても探すんじゃない。神殿で落ち合うんだ」
 「迷子になっても、家族みんな、水の縁で繋がってるからね」

 「生きていれば、いつか、どこかで会えるからね」

 ぽつんと取り残された明けの明星を見て、あの夜、街を包んだ炎を思い出したが、涸れ果てた涙は戻らなかった。

 「すべて ひとしい ひとつの花」の外伝。
 半世紀の内乱中から本編の三年前までの話。


話数:全4話

登場人物
主人公属性
  • 未登録
職業・種族
  • 未登録

時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録