仲の良かった女友達が急によそよそしくなったって話 完結日:2018年9月23日 作者:家紋 武範 評価:★★★★☆ 4仲の良い女友達がいた。いわゆる幼なじみ。 小さい頃から遊んでいたのに、急にアイツはよそよそしくなった。 まるでオレがいないもののように……。 ※武 頼庵(藤谷 K介)さんの「初恋」企画参加作品です。 話数:全3話 ジャンル: 登場人物 主人公属性 未登録 職業・種族 未登録 時代:未登録 舞台:未登録 雰囲気:未登録 展開:未登録 その他要素 バレンタイン 両片思い 告白 幼なじみ 注意:全年齢対象 なろうで小説を読む
これまでは、仲が良かったはず。家族ぐるみの付き合いもあったくらいだし……。 そんな仲の良かった女の子が、急によそよそしくなった。まさか、嫌われた⁉︎ これまでは、仲が良かったのに。普通に喋って普通に遊んでたくらいだし……。 そんな仲の良かった男の子を、急に直視できなくなった。まさか、これが恋⁉︎ ふたりの思惑のベクトルが絶妙にずれたまま、話が進んでいくのが甘酸っぱくても心地よい。 男の子の誤解に焦点をあてた第1話。女の子の思い込みが散りばめられた第2話。ふたりの恋は実るのか? 結果は……? 気になるあなたには、第3話を‼︎
甘酸っぱい!本作で描かれるのは、若い男女の恋物語だ。あるいはどこにでもあるかもしれない、現実で誰かが経験しているかもしれない物語。本作の登場人物は幼馴染。若い二人は惹かれあいながらも、時に素直になれず、時に誤解し、友人と恋人との間を埋められずにいた。けれど、そんなもどかしい想いがバレンタインという特別な日に向けて高まっていき……。注目すべきは分かりやすくも、もたれないように配慮された文体だ。それでいて細やかに描かれた心情に、もどかしさを感じたり、羨ましさを感じたり。私も最後には、彼らの青い恋物語を応援することができた。食欲と芸術の秋の夜長に、青く、さわやかな小説はいかがだろうか?