評価:★★★★☆ 3.5

昔のことだ。僕は眠れないと、いつも母に読み聞かせをねだった。

そんな時、母は決まって伝説の勇者のお話をするのだ。

伝説の勇者、ゼタ・バルセリア。

語られる彼の話に、僕は胸を躍らせた。

カッコいいと思った。

だけれども、自分でも不思議なほどに、僕は彼への憧れを抱かなかった。

カッコいいと思う。それだけだった。

僕が憧れたのは、民衆にも語られない、本の中でも名前しか出てこないような。

魔王を倒して歴史の表舞台から姿を消していくような。

そんな勇者に、僕はどうしようもなく心惹かれた。
ーーー
彼はなぜ、普通の勇者に憧れたのか。
普通の勇者を目指す先には何があるのか。
そんなお話です。

この作品は勇者シリーズ第2弾ということで、前作、「それでも、勇者は勇者であった。」と同じ世界線の話となっています。
前作を見なくても楽しんで頂けるとは思いますが、作者が喜ぶので出来れば前作も見に行ってやって下さい。

アルファポリスにも投稿しています。


話数:全3話
ジャンル:

登場人物
主人公属性
職業・種族
  • 未登録

時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録

その他要素