評価:★★★★☆ 3.7
少年が手にした瑠璃色の石、その力に導かれ王へと成長する少年は人間をやめる事を選んだ。少年の名はコウヤ=トーラス。
何処までも真っ直ぐに進む筈だった運命、次第に形を変えていく。人とは何か?……人間とは本当に正しい生き物なのか……少年の眼に写る世界は余りに汚れすぎていた……残酷なのに真っ直ぐで暖かく、そして切ないダークなファンタジー。魔界から、目指していないのに、ハーレムになるコウヤの元には、可愛いヒロインや自由過ぎるエルフ、おてんばな亜人など多彩な仲間が集まり次第に賑やかになっていく。
やがて亜人と共に人間を倒す為に立ち上がる。
幼少時代は辛く暖かいストーリー!魔界編は明るく強く輝きくストーリー。
魔界にエルフ、獣人と亜人がいっぱいのストーリー。
ほのぼの系成り上がりダークファンタジー。
かなり重いストーリーとも言われた物語。『亜人と歩む~瑠璃色の王のレクイエム~』
●2017年12/31日総PV100000突破しました。ありがとうございます。
●2018年3/11日総合pv150000突破しました(σ≧▽≦)σ
●2018年5/25日総合pv200000突破できました(*^▽^)/★*☆♪
●2018年8/20日総合pv250000突破しました(о´∀`о)
●2018年9月●完結
●2018年9/21日総合PV300000アクセス(ノ_<。)ありがとうございます。
●2019年1月12日。総PV350000突破しました。(*´ω`*)
話数:全362話
ジャンル:エピック・ファンタジー
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
人とは何か……人間とは本当に正しい生き物なのか……少年の眼に写る世界は余りに汚れすぎていた……。あらすじにこう書かれていることは、真実。どうしてこの世から偏見はなくならないのか。人種が違うという理由だけで差別が起きたり、紛争が起きたりするのか。そんな疑問を形にしてくれたか、全人類が考えるべき大切なテーマ。流れる血は皆、同じ色のはずなのに。まだ幼い主人公を取り囲む世界は、あまりにも過酷です。それなのに。いつも利他的で、人のことばっかり考えているようなお人好しで、だからこそギュッと抱きしめたい……とっても可愛いキャラクターです。それでいて後半はハーレム仕様だと?!急いで読まなければ!!
敢えて名前は出しませんが、名著と呼ばれるファンタジー大作は常人に生み出せないほどのアイディアで満たされています。 本作は紛れもなく巧緻に散りばめられた設定の宝庫です。人間の断罪をテーマとしながら、獣人や魔族といった取り巻くキャラクターたちの背景、仕草ひとつひとつが上質な表現で紡がれています。 人間とは何かを考えさせる哲学的なテーマが根幹にありますが、戦闘シーンや仕掛けの臨場感も秀逸です。ロストアーツと呼ばれる想像を絶するアイテムが存在感を持っているからです。見たことのない超絶な能力は読まなければわかりません。人物・背景・アイテムが揃った最高級のファンタジー、底なしのアイディアの数々を是非ご堪能ください。
人間は人間であるがゆえに、人間とは何ぞやという本質を知らないものなのかも知れません。そしてファンタジー小説とは得てしてこの『根源』とも言える部分に、斬り込むことが出来るものだと、私は思っております。なぜなら『人外』と呼ばれる存在の視点に立って物事を見ることが可能であり、それはすなわち人間を客観視することを可能とするからだ。本作の主人公は人間ならざる力の持ち主。その事に苦悩し、そして周囲の優しさに支えられながら、一生懸命に生き抜く物語だ。ファンタジー小説とは思えぬほどに、非常に重いヒューマンドラマ。しかしこの物語を通して作者の『人間とは?』という哲学を垣間見ることが出来る良作です。
異端とされる紅い目を持つ主人公コウヤ。目が見えないながら、たった一人の母親のために強くなろうと奮闘する。幼馴染のロナ、師匠のソウマ、医務室の獣人ミーナとの関わりの中で、コウヤはその類まれなき魔術の才能を開花させるのだが―――獣人、魔族、エルフ、さまざまな種族とふれ合い、旅をすることになるコウヤ。その純粋でまっすぐな精神は、次第に人間の暗部を暴き出してく。
世の中には異端とされる人たちがいる。いわゆるマイノリティ、というものだが、そんな彼らは今ですら何かと無理解や迫害で苦しんだりする。この話はそんなマイノリティたちの反撃の話だ。赤目を持つものを悪魔の子として迫害する世界。そんな世界で赤目の子として生まれた主人公は様々な悲劇を乗り越えて成長していく。もちろんその中には猫の獣人ミーナなどといった出会いもある。しかしずっと作中では人間の傍若無人ぶりが繰り返されていく。その姿は文章が軽妙で一見見逃してしまいがちだが、実はかなり強い警鐘と、そして作者の怒り、そして真実を見抜く力を感じることができる。またキャラクターたちの考えや思い、怒りもしっかりしているところがこの作品の良さとも言えるだろう。各自怒りや悲しみを抱えて生きている。そこにはマジョリティの横暴の論理は通用しない。 世の中に苦しめられた人に、お勧めしたい作品だ。
主人公のコウヤは生まれつき黒い髪と紅い瞳を持っている。しかし、世界は紅い瞳は悪魔や魔王の申し子として忌み嫌っている。紅眼は世界を滅ぼすという迷信が信じられていたのだ。母はコウヤが生まれると直ぐにその瞳を布でしっかりと被い隠したーー。このタイトル、そしてあらすじを読むといかに恐ろしげなお話が始まるかと思いませんか?全然そんなこと無いのですよ。主人公のコウヤが物凄〰く努力家で、ある能力を手にいれます。それに周りの人物たちも、とても優しいのです。それから、読んでるととても美しい緑の森の景色が脳裏に浮かんできて、森林浴をしている気分になるのです。梅雨、うっとおしいですよね〰。でも、この物語を読めば大丈夫!! 清々しい気分になれますよ~。ぜひ読んでみて下さい。(^-^)/