評価:★★★★☆ 4
〈本編完結済み&最高日間71位!〉
※過去編は別に連載【死体漁り】とは亡骸から装備や道具を奪い、それらを売り捌き生計をたてる異端な事をするものである。
魔法文明が滅び、機械文明も崩壊した世界の中心で構える王国。その裏協会に属しながら、アルマーニは飽きもせず毎日毎日、地下洞窟に潜っては冒険者の亡骸を漁り、日銭を稼いでいた。
ある日アルマーニは、業突くばりのババア猫への借金返済のため、報酬額に目が眩み廃神殿の攻略に参加することとなる。だがそこに魔物など居らず、最奥部にいたのはドス黒い血を纏う巨獣であった……!
その攻略から狂い出す平穏な死体漁りの生活。アルマーニは巨乳の騎士や、孤高の上級冒険者、生意気で強い特等冒険者に出会い、王国の巨大な陰謀に立ち向かうこととなる!
「なんたって俺は“死体漁り”なんだからよぉ」
読みやすさメイン(自信あり)
リアリティを追求した新しいダークファンタジー。血で血を洗い、血が血を呼ぶ──それでいて熱い物語を是非覗いて見てください。
(作者 ハマグリ士郎)
話数:全52話
ジャンル:アドベンチャー
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
リアルな異世界。みんな足掻いてるから理不尽でも納得するしかない。ない?そう?頭の中はグルグル。でも面白いんだ。ちょいどころじゃない悪い主人公、助けられなかったヒロイン、弱さは罪なのか?ヤバそうならさっさと逃げる。仲間だって信用しない。だけど曖昧さはなくて、分かりやすい。自分の中の悪い部分が、すごく楽しんで読んでます。
この作品にはたくさんの魅力的な要素があります。世界観とか、アクションとか、キャラとか。そのなかで、僕が特に好きなのは、主人公とメインヒロインのカップル。このふたり、めっちゃ良い……。とある事情により、ふたりは素直に愛し合うことができないでいます。それも、簡単な事情ではありません。世界観の根本にふれるような、とても重大な事情です。でも、アルマーニとヒロインの二人は、その事情をかかえながらも、お互いずっと一途に愛を貫いています。ふたりとも「自分はこの人の側にいないほうが良いのかも」という後ろめたい気持ちがありつつ、それでも好きなんです。そこがすごく切なくて、このカップルが大好きになりました。ジャンルはファンタジーで、バトルもたくさんあって、魅力的なキャラもいて……なので、あえて恋愛要素についてとりあげるのは変かもしれませんが、ぜひこの二人の愛を知ってほしいと思いました!
簡単な紹介としてまず主人公のアルマーニは死体漁りを生業としてるおっさんです。まぁ死体漁りっていうのはその名の通り死んだ人の荷物を漁るわけです。ファンタジーな世界なのになんて薄暗いテーマなのか笑ここだけ聞くとただの日銭稼ぎをする小悪党だと思うでしょうがそうじゃないんです。アルマーニもダンジョンに潜り、冒険をし、強力な魔物と命のやり取りをする毎日をおくっているのです。その中で見えてくるリアルなやり取りや世界の厳しさなど多くの魅力を孕んでいます。孕んでいるといえば魔物に孕まされた女性の末路なども読んでいてゾッとするものがあります。この小説の魅力はまだ多くありますがこんな短い枠では語りきれませんこの小説、読まないと絶対後悔します!完結もしているので安心して読めるところも大きいですね!底辺だが強かに生きる底辺おっさんが贈る冒険の世界にぜひ飛び込んでみてください!
主人公のアルマーニは、死体の金品を漁ることで生活をしています。いうなれば、小悪党です。しかし、カッコいい。なぜならアルマーニは、信念に基づく行動をとっているからです。裏の世界に生きながらも、その行動には筋が通っています。ニヒルな笑いが似合うオジサマをとりまく世界観は、どこか無秩序でダーティ。それに加えて臨場感あふれる戦闘描写。個性的なキャラクター。主人公の魅力を最大限に引き出すように配置されています。わたしが好きなシーンは、ある子どもの死に触れるシーン。ここを読んで、この物語の行く末を見届けようと決めました。ダーティな雰囲気で統一された世界観の、読みやすいファンタジー。ぜひご一読ください!
レビュータイトルでも書きましたが、この作品を読まないなんて勿体無い! 丁寧に作り込まれた世界が素晴らしいのは勿論のこと、特筆すべきは主人公の存在感ではないかと思います。 主人公アルマーニは『死体漁りのアルマーニ』というタイトルの通り、死体から金品を奪うことを生業としている、一見すると悪人のようにも見える男です。 しかし、アルマーニには確固たる信念がある。 ハードボイルドな男アルマーニの生き様は、私のような現代に生きるおっさんの胸に熱いものを宿らせてくれることになるでしょう。 そんなアルマーニの周りに生きるキャラクターも個性溢れる者ばかり。 決して一筋縄ではいかない仲間とともに不条理な世界で生きるアルマーニの物語、是非読んでもらいたいです!
このレビューを見かけられた方には、とにかく一度騙されたと思ってこの作品を読んでもらいたいです。本当に、400文字のレビューでは書き尽くせない魅力があります! 作者さまは『ゴブリンスレイヤー』を好きな本として挙げられていますが、あれが好きな方はまず間違いなくハマると思いますよ! 死体から金目の物を剥ぐことを生業にしている主人公のアルマーニ。くたびれて、やさぐれて、ニヒルに笑うおっさんの彼ですが、表面上の素行や口の悪さに反し、内面はめちゃくちゃ熱い男です。物語が進めば進むほど、このキャラクターが愛しく感じられてきます。 このあたりは、世界観とこのキャラがすごくマッチしているからではないでしょうか? 残酷で、どこまでも不条理に満ちたリアルな世界観。そこでこれくらいまで年齢を重ねれば、こういうキャラになるよなあと。 とにかく、びっくりするくらいよくできている作品! オススメです!
第1章 全て読みました 非常に丁寧に書かれ作者様が作品を大切に 作っているのがよく伺える 文章でした 読みやすく安定した 文章で物語が続いていきます しっかりと世界観が説明されていき徐々に 世界観がつかめるように書かれていて お話の書き方が非常に上手で お手本になる 作品だと思いました 文章作法もしっかりと守られていて 主人公の 性格も一見かかるそうですが 実はしっかりとした信念を持っていて 最後の部分でそれが如実に表れていました 女性キャラが出ましたが それとの絡みも非常に上手く描かれており戦闘シーンなど 表現が非常に巧みで 勉強になります ライトノベルを書こうと思う人はお手本になる作品だと思うので是非ご覧いただきたいです 安心して読める 安定したライトノベルダークファンタジー 非常に完成度が高い作品でした 心から応援いたします素晴らしい作品をありがとうございました 是非皆様 見聞を!
最新話までよみました。俺は軽度知的障害があるんですが、小3~4年くらいの智識でもわかりやすい文体で、濃密で、全体から闇のオーラが漂ってました。主人公がとにかく魅力的で、よい意味で悪の風味でてました。主人公の周りのキャラクターもこい一面ばかりで、かなり、かなり面白かったです。俺も下手な文才でホラー書いてるんですが、とても参考になりました( ^-^)ノ∠※。.:*:・’°☆まさにホラーダークファンタジー
死体漁りという新しいジャンル。作者様が自信を持ってダークファンタジーと宣伝しておられますが、本当に濃いダーク感を演出している!原型を留めないほど食われた子供の死体。ゴブリンに孕まされた女たちの悲惨な未来。血が血を呼び、死体が死体を生む。まさにダークファンタジーといえよう。主人公はアルマーニというおっさんだが、歳相応な物の考え方や武器の扱い、はたまた女の扱いまで手慣れている。気怠い雰囲気に、死体漁りをして日銭を稼ぐという汚いことをしている反面、格好良さは群を抜いていた。他のキャラクターも登場する回数は少ないものの、どれも個性が強くインパクトがある。戦闘はテンポは早いが時折立ち位置が分からん。だが、それも気になることはない。一戦一戦が短い戦闘ではあるが、息をつく暇もないほどハイテンポだ。長くなってしまったが是非とも読んでほしい!文字数が足りん!
今回ご紹介したい一作「死体漁りのアルマーニ」凄いタイトルですね。ファンタジーの世界なのに死体から装備を剥ぎ取って生計を立てると言うリアルに底辺のおっさんが主人公なのです、が。地味な話ではありません。同じく罠にはめられた冒険者達と共に魔物相手に派手な戦闘シーンを繰り広げるハリウッド映画のような怒涛のアドベンチャーでした。 この世界では敵を倒せば安易にレベルが上がるようなゆるい世界ではありません。魔物は強力で油断すればすぐに殺されます。 さらに魔物に孕まされた女性は娼婦くらいにしか道がなくなるなど厳しくもリアルな世界が描かれています。 でもそんな世界だからこそ主人公の。おっさん特有のしたたかさ、才能に頼らない経験を活かした堅実な戦い、退廃的で枯れたやりとりなどが最高に光っていて魅力的に映りました。 わかりやすさ満点でニヒルなダークファンタジーをぜひどうぞ!