評価:★☆☆☆☆ 0.5
部屋に開いた大きな窓から、カグヤは世界を眺めている。
この世界を眺めるのも、少し飽きてしまった。
「ねえ、ヒトの終焉は派手な方がいいのかしら」
彼女は愛猫に問いかける。
「終焉は生きとるもんみんなに訪れるもんやで。そない急いで終わらせんかて、ええやんか」
愛猫のシムルは答える。シムルの、ヒトの死を知ってほしいという望みを叶えるため、彼女は部屋を後にする。
「終焉までの道のりは長いものね。その間に寄り道をするのも、悪くないわ」街に降りて、ヒトと触れて、彼女は少しずつ知っていく。
ヒトの死の儚さを、切なさを、悲しさを。そして美しさと温かさを。
不死の彼女が、死を知るための物語。
そして、自分自身を知る物語。※R15は保険です。グロい系は基本ありません。
※看護師に関係する話、がんの終末期の話が出てきます。苦手な方は、ご注意ください。
※10月28日完結予定。
話数:全39話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:R15