評価:★★★★★ 4.5

 赤は保護色。
 主人公英太の彼女である弥生は、自分が赤い色を好む事をそのように理由づけて説明する。そんな弥生の持論を否定していた英太であったが、周辺で起こる出来事が原因で弥生の持論を認めていくことになる。
 年明けの一月、急に連絡がつかなくなった弥生は事故にあっていた。いや、正確には事件に巻き込まれていた。駅のホームに走り込んできた電車へ、誰かが弥生の体を叩き付けたのである。弥生の記憶は戻らないが不思議な事に犯人は赤い色によって追い詰められていく。
 赤い寝袋、赤い手袋、赤いキャリーバッグ、赤いコート、赤いアルファロメオ。赤いアイテムが徐々に事件を解決していく。

 二〇〇七年暮れ。偶然見かけた赤い寝袋をヒントに、中目黒の街と目黒川沿いの遊歩道を舞台にしたラブミステリー。本当の愛情とは何かを幅広い世代の視点から、緩やかに語りかけるラブストーリーとミステリーの融合小説。


話数:全24話
ジャンル:

登場人物
主人公属性
  • 未登録
職業・種族
  • 未登録

時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録

注意:全年齢対象