評価:★★★★☆ 3.8
「風羽矢は、俺が殺すーーーそうすることで、俺はあいつを許してやれる」
双子のように育った少年達の運命は、世にも美しい白鹿に出会って動き始めるーーー
孤児の稚武(わかたけ)と風羽矢(かざはや)は、泊瀬(はつせ)の里で双子のように育った。
十四の春、都から訪れた男が稚武に告げた。あなたは皇の血を継ぐ少年だと。
神器の『剣』草薙剣を手にした稚武は、残りの『玉』と『鏡』の主を倒すため、風羽矢とともに日嗣皇子として旅立つ。「稚武……もっと早く、殺しておいてほしかった」
国つ神々がまだ息づく時代、剣の皇子、玉の少年、鏡の巫女が出会い、国が揺れるーーー
「わたしに行く場所なんてないわ、あるとすれば、禍の王のもとだけよ」
敵対する幼馴染み、村焼かれで復讐を誓う少女、息子溺愛のイケメン王、主従百合など詰め込んでおります。
カクヨムとの重複投稿です。完結しました!
話数:全85話
ジャンル:アドベンチャー エピック・ファンタジー
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:古代
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
2人の少年は双子のように育った。遊ぶのも一緒。怒られるのも一緒。そんな日々が、これからも当たり前に続くものだと信じていた。―――あの日、までは。「俺は――強くならなくてはいけないんだ。」「どうしてなんだ。なんで黙って……。」「落ちていくの。……誰にも止められないわ――。」アキツ、クマソの戦乱に巻き込まれる少年少女達。それぞれの想いが、願いが、大人たちによって残酷に引き裂かれていく。神器の真実を知ったとき、彼らが選ぶ未来とは――?!「ワカタケル、ヒミコ、三種の神器」を作者独自の視点で描いた改新の一作。新・和風ファンタジー「神鹿ノ国ノ伝」ぜひご覧ください。