評価:★★★★☆ 4.4
桃太郎って、そもそも小学生がツッコミをいれるほどに、よくよく考えれば謎の多い物語だと思うのです。
でもきちんと意味はあるはず!
だってお供が猿鳥犬なのも、鬼門の逆側の動物だから選ばれたって説があるぐらいですから。
「どうして桃なのか」
「どうして桃太郎は動物と話ができるのか」
「話によっては黍団子を半分しかあげていないものもあるが、それは何故か」
「黍団子半分ぽっちで、犬猿雉はどうして命を桃太郎に預けたか」
「鬼はどうして人間を襲うのか」
「鬼を含めて『めでたしめでたし』にするにはどうしたらいいか」
(泣いた赤鬼を読んでから、桃太郎をめでたしだと思えなくなってしまったもので…)そんな子供の頃の疑問と、「所詮俺達は犬猿雉じゃきん(レンタルで借りてきたアニメに登場したモブ極道さんの台詞)」をあわせてシャカシャカし、読み物として辛うじて成り立つように毒とタバスコで味付けした作品です。
結果、アホな小説が出来上がりました。
アホなすてらが書いたのだから、仕方ないですね…話の大筋は桃太郎と同じです。短い話なので、読んでいただければ幸いです。
話数:全5話
ジャンル:アドベンチャー
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
おとなが読んで楽しい童話を見つけました。 男性読者は、主人公のカッコよさに憧れるかもしれません。 女性読者は、主人公のその雰囲気に酔いしれるでしょうか? そんな、素敵な世界。それが『任侠』ではないかと? その素敵を童話の世界に持ち込んだ、この作家さまのセンスも、行動を共にする義兄弟のキャラクター設定も、もうなにもかもを褒めてあげたい。 こころ優しき『犬』、義理がたい『猿』、色鮮やか(?)な姉御肌『雉』。そして、すべてを護るために刀を抜く主人公。 ストーリーは、しっかりと『桃太郎』なので、あくまで童話。しかし、その内容はしっかりと『任侠道』だから、読後感が清々しい。 こんな、素敵な物語、是非、貴方も味わってほしい。