彼女と彼の三つの告白 完結日:2018年10月12日 作者:遥彼方 評価:★★★★☆ 4.4わたしが受けた三つの告白。 彼女が受けた三つの告白が、俺に与えたもの 「好きです。付き合って下さい」 この一言から始まる、異なる視点から見た、ふたつの初恋。 全二話で完結します。 武 頼庵(藤谷 K介)さま主宰「初恋」企画参加作品です。 話数:全2話 ジャンル: 登場人物 主人公属性 女主人公男主人公 職業・種族 未登録 時代:未登録 舞台:未登録 雰囲気:未登録 展開:未登録 その他要素 初恋 奥手な女の子 注意:全年齢対象 なろうで小説を読む
告白、男女問わず非常に勇気のいる行為だし、他人の色恋沙汰ほど、回りの人間のハラハラドキドキを誘うものはないだろう。そして、この作品は3度の告白というものを主軸にしてひたすら読者のニヤニヤを誘うものだ。ここで、上手いなあと思ったのが読者が感情移入しやすいようにある姉弟を設定し、彼らを狂言回しとして我々を作中世界に入りやすくすることだ。この家族から見た家族の馴れ初め、という切り口は非常に斬新で面白い!特に姉と弟の微妙な温度差が、すごい現実的で好感が持てる。閑話休題好きだ、付き合ってくれ!この一文を相手に伝えることは、たやすいようで非常に難しい。それに挑んだ若者の甘酸っぱい恋模様……是非貴方もご賞味いただきたい!
文芸部の大人しい少女はある日、野球部のエースからの告白を受けた。……が、引っ込み思案で人見知りな彼女は、「ごめんなさい」とそれを断ってしまう。 それから月日が流れ、その出来事は過去の思い出になっていく……かに見えたが。ふとしたきっかけで再会した2人は、かつて伝わらなかった互いの想いを、少しずつ言葉にしていく。 遥彼方先生が描き出す、ほのかに甘酸っぱい短編ラブストーリー。すれ違っては寄り添って、離れては近づいていく。そんな甘く切ない彼らの恋路は、最後まで見逃せません。是非、ご一読ください。
内気なわたしは、その突然の告白に驚いたちゃったの。だから、即答でごめんなさい。 わたしよりかわいい子は、たくさんいるよ? どうしてわたしなの? 俺の目に写った彼女はかわいかったんだ。誰にも取られたくなくて、余裕もなく告白。 一度目の告白は瞬殺で完敗。速攻のごめんなさいに意気消沈。嫌われたのか? 1話は彼女の視点、2話は彼のそれ。 物語の視点が変わるのは、思惑がずれるほどにおもしろい。向き合わない矢印にはキュンとさせられることが必定なんです。 しかし、この物語はそれで終わらなかった。意外なトリックがまだ用意されていた。 なんだろう? ひと粒で2度美味しいこの展開は? 日記と紙切れ……が、この物語にスパイスを与えるアイテムであり、黒歴史は赤面必至なのである。 さぁ、この物語のMVPは……?
顔も名前も知らなかった先輩から告白された中学生の少女。引っ込み思案で、人と言葉を交わすのが苦手で、だから初対面の先輩からの告白に「ごめんなさい」と言うしかありませんでした。普通の恋愛なら「ごめんなさい」で玉砕、さようなら。ですがこの物語はここからはじまるのです。相手のことを知りもせず断ったことを後悔する少女。時は流れ、高校生になった少女は再びあの先輩と言葉を交わすことになります。一言、二言。少しずつ相手を知り親しくなっていく少女と先輩。二つ目の告白と三つ目の告白が二人の運命を変える。あなたの学生時代にもあったかもしれない、ほんのりあたたかく切ないラブストーリー。是非読んでみてください。
中学生の頃は恋なんて言葉も知らない別の世界の物だとおもっていたんだ。「好き……です」「あなたが本をって聞いてきたから」初めての告白から考えるもだえる日々を過ごして気付いた想い。それは後悔?それは否定?それとも本当に淡く切ない恋なの?訪れる出会いと心心に灯っていた小さな光に気付いた時、その想いは覚醒し加速していく!!「好きだ!!」「好きです!!」お互いのクチから言葉が生まれ出た時、青春の一ページはこ心に残る一ページとなり、そこに生まれたモノ達へ残す一ページとなって行く!!引き込まれる物語・流れ・感情・そして初恋を知る……良い物語です是非お読みください!!