タヌキの作ったいなりずし 完結日:2018年10月12日 作者:雪縁 評価:★★★★★ 4.5お稲荷さまにお参りしてみたい……夫の言葉にわたしは勇気を出していっしょに出かけることに。 思いがけないひと組の夫婦との出会い、初めて食べた、まっくろないなりずし。 いろんなできごとにプライドを傷つけられたわたしは、あることを決意し、実行にうつした。 話数:全18話 ジャンル: 登場人物 主人公属性 未登録 職業・種族 未登録 時代:未登録 舞台:未登録 雰囲気:未登録 展開:未登録 その他要素 いなりずし お稲荷様 キツネ タヌキ 神社 注意:全年齢対象 なろうで小説を読む
タヌキ、キツネ、そしていなりずし。これら三つが登場する、個性のある童話です。この作品は、一見ほのぼのとした雰囲気の作品に感じられます。しかし、それだけでは終わりません。穏やかでほんわりしたその中に、【人間】というものを垣間見ることができるのです。また、登場人物も魅力的です。人間的な複雑な心を持った妻(タヌキ)、おおらかで包容力のある夫(タヌキ)の夫婦。様々な意見を素直に受け入れ、相手に寄り添おうとする白キツネの娘。みんな性格は違う。けれども、その違いによって物語が上手く成り立っている。言葉にすると、こういう感じでしょうか。年代問わず楽しめる一作となっております。ぜひ読んでみて下さいませ。