評価:☆☆☆☆☆ 0

癒術学校を卒業した者は、能力を使って人を癒す『癒術』を一通り学んでいた。しかし、正式な癒師になるためには、故郷の島を出て大陸を旅し、人生経験を積む必要があった。卒業生のプラムは慣例にならい、東の国から旅をはじめることにした。

大陸を統治し最も栄えている東の国では、島にはなかった人の多さや、文化の違い、超常的な癒術に対する古くからの偏見に翻弄される。

北の国では、自分の知識や能力を過信して誤診や患者の不信を重ねていった。その後、地震で被災した僻地の人々を地元の医者と協力して治療していき、自身も失敗による心の傷を回復した

西の国では、人生の本当の目的、自分の真の正体について、気づきを得る発端になる事件がつづく。貧しい村でたった一人の癒し手として力をふるい、自身の癒術も向上したが、いつしか能力を使わずに癒す方法も手がけるようになり、プラムは徐々に本当の自分に目覚めていく。

南の国では、伝染病と抗生物質の功罪について医師と衝突する。薬のせいで亡くなる人がいる一方、癒術では数をこなせず、無力感に苛まれる。

伝染病の収束とともに、プラムは大陸最南端の古都へ渡る。そこには有史以前からそびえる広大な壁があった。壁の謎を解かんとする父娘との冒険を経て、世界の屋根と称される山の国を越え、プラムは一路故郷を目指した。


話数:全9話

登場人物
主人公属性
職業・種族
  • 未登録

時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録

注意:全年齢対象