評価:★★★★★ 4.5
何かが変わることを望んでいた。だが何一つ変わることなどなかった。高校生活が一年過ぎて二年になって少し経った頃だった。転校生というイベントで白河鈴音の隣となった鴇矢だった。帰り道裏路地に入っていく白河を見た鴇矢は後をつけていき、そして後悔する。裏路地に入ったはずなのに広がっていたのは別世界だった。
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:残酷な描写あり
完結日:2018年10月9日
作者:流石挿入画
読者の皆さんは悪魔と天使の戦い、ときいてどう感じるだろうか。この作品はそんなテーマを扱った作品だ。もちろん宗教ネタを絡ませたディープでややこしいものではなく、さらりと読める作品に仕上がっている。そしてこの作品の魅力はまさにこの点だ。ウィットに富んだ文章、王道を行く展開、魅力的なキャラ。この全てがかっちりと噛み合って、王道でも、そして王道だからこそのワクワク感を楽しむことができる。またキャラクターもヘイトを感じるようなキャラではないことがこの作品の魅力と言えるだろう。強いパワーには強い責任が…という言葉をまるで知らない主人公、そんな彼を諌めるツンデレちゃん。そしてそして…。その魅力的なキャラがちょこまかと動き回る。どこか暖かいキャラたちの動きはこの作品の魅力にもなっている。読みやすさ、楽しさはもちろん、暖かさもあるバトル小説。今後も目が離せない。皆さんも是非読んでほしい。