脇役艦長の異世界航海記　～エンヴィランの海賊騎士～

艦長の言葉は奮い立たせる。学生を、騎士を、国王を、吸血鬼を、そして異世界人を。身一つで異世界に放り出され、借り物の力を手にいれた主人公は「艦長」として様々な人とかかわっていく。女海賊。インチキ雨乞い師。パン屋の息子。悪の科学者。みな、それぞれの人生の主役を生きている。艦長は彼らに協力する。「俺はただ、俺よりも凄いヤツらのために何かがしたかった。 そうすれば俺もほんの少しだけ、凄いヤツになれる気がしたからだ」主役を見送り続けた艦長が借り物の力とともに目指したものとは。そして艦長に従う「力」の真の目的とは・・・

“異世界への転移はやはり流行で多く書かれているいますが、まさかそんな転移ありなのか？と思いたくなるキャラや個性が豊かな現地キャラが続々と登場し読み出すと止まらない。もはや個性が豊かでは収まりきらないキャラが楽しくて仕方ないです。そして、何より主人公の無自覚な人誑しがすごい！無自覚にキャラ達を魅了するあの早さはまさに電光石火！それに加えて””脇役””ときてるんです！一歩引いた謙虚さでキャラ達や我々読者も魅了されること間違いなしです！このレビューを読んだ貴方も必ず魅了されるでしょう！是非皆様も脇役艦長に引き立ててもらいましょう！”