評価:★★★★☆ 4.2
「たぶん、僕は殺される」
小説家ロデリックの元に届いたのは、未来の日付からのメールだった。
ロデリックはメル友の危機に慌て、
幼馴染であり義兄弟であるローランド、ロバートとともに調査を始める。奇怪なメール「ある罪人の記憶」、
目を離した隙に原稿に書き込まれる文書、
そして、調査報告とともに、失踪したはずの「キース」がロバートの面影になぜか重なっていく。引きこもりの小説家は気づかない。
既に、自分たちも因縁に絡め取られているのだと。
……渦巻く狂気の中に、足を踏み入れていたのだと。──これは、過去を救い、未来を探す物語。
《注意書き》
※段落での字下げをしていませんが、なろうのレイアウトだと字下げをした文章が読みにくく感じるという私の感覚的な問題です。なお現在、字下げなど禁則処理を行い、内容もわかりやすさを重視した改訂版を連載中です。シリーズから飛べますので、よろしければそちらもぜひ。
※過激な描写あり。特に心がしんどい時は読む際注意してください。
※現実世界のあらゆる物事とは一切関係がありません。ちなみに、迂闊に真似をしたら呪われる可能性があります。
※この作品には暴力的・差別的な表現も含まれますが、差別を助長・肯定するような意図は一切ございません。場合によっては復讐されるような行為だと念頭に置いて、言動にはどうか気をつけて……。
※特殊性癖も一般的でない性的嗜好も盛りだくさんです。キャラクターそれぞれの生き方、それぞれの愛の形を尊重しています。
話数:全83話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
まるで洋書のような雰囲気の作品であり、キャラクターよりもどちらかといえばストーリーに重きを置いた内容。かなりインパクトがありこれぞ、ハードボイルドな文体。なぞめいた雰囲気で硬派な印象であり、記憶に残る作品。日本人が書いたと思えない作風で、海外作品の美しさがある。キャラクター萌えばかりの作品ではなく、ストーリー重視の作品もたまにはどう??(・∀・)
★本作の作風にもっと近いジャンルをあげるとするのなら【サイコサスペンスミステリー】というべきだろうか?★謎が散りばめられた緊張感あふれるシェチューションの中、登場人物たちの心と精神の動きと変化を垣間見つつ、物語の背後に秘められた謎へと少しづつ少しづつ迫っていく――当然、謎の真実へと迫っていたと読者は思っているのだが――★登場人物たちが語る言葉とメッセージはどれが真実で、どれがブラフなのか、あるいは虚構なのか? あなたはその判断に苦慮するだろう。★当然である。本作は小説と言う体裁をとっていない。【電子メールとネット掲示板でのメッセージのやり取り】と言う想定外のスタイルをとっているからだ。さらには本分のみならず、前書きと後書きすらも作品の構成要素なのだ★そして作者名をよく見てほしい。彼は一体何者なのだろう?★冒頭から最後まで、気の抜けない〝怪作〟の登場だ!