評価:★★★★☆ 4.4
「僕がタイムリープ出来るって言ったら、どうする?」
友人である園敦から受けたそんな台詞に、江波千晃は唖然とした。
園、突然の〝タイムリーパー宣言〟の目的。それは、一目惚れした〝清楚系美少女〟、池里真春と付き合えるよう、江波に協力して欲しかったためであった。しぶしぶながらもこれを了承した江波は、園に付き合わされて、自分でも気づかぬうちに同じ一週間を何度も過ごすことになる。しかし幾度目かのループのある日、江波は池里についての真実を知り……。
※イッキ読み推奨の内容です
※LINEノベルにてラストの展開などを変更した「プランB」バージョンを公開中です!
(https://novel.line.me/r/general/novel/6455)
話数:全32話
ジャンル:タイムトラベル
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
見ます。ということで、映画を主軸にしたタイムリープものの青春小説。これはどうなるんだ?と始まる第一章から、読み進むたびに理解が深まって、真実が分かると「ウワー!」となるはず。タイトル、サブタイトル、冠されたリープ数、どれも無駄なものなんかありゃしません。計算されつくして書かれています。しかししかし、面白いんですよ。熱血な主人公の江波千晃に、“清楚系美少女”池里真春、そしてタイムリーパーになってしまったという親友、園敦。キャラが魅力的で、生き生きと動き回って、感情移入までした彼らが紡いでいく物語が、楽しくてたまらない。10万文字くらいの、文庫一冊分のお話。一気読みがお薦めです。この最後を読み終わった時の余韻を是非味わってほしい!
丁寧に張り巡らされた伏線が収束していく物語である. とくに最後の余韻が素晴らしい.王道を行き完遂した得難い作品である.登場人物すべてが魅力的である. 一度しか登場機会のない主人公の父母までその性格息遣いを感じさせる. すべてが伏線で ネタ晴らしになるので子細を書けない作品であるので ぜひ読んでほしい. あまり長い作品ではないので 気軽に読み始められると思う.タイムリーパーたちに愛をこめて