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 これは、小心者で生真面目な女の子が、自分を見つける物語。

 舞台は、昭和初期の日本に良く似た、『帝國』。
 若月百合子は、帝都の一画で、美しい母・千鶴、女中タキ、愛犬・雪風らと「四人暮らし」を営む小学六年生の女の子。跡取りとなる男児を授からなかったが為に離縁を余儀なくされた母に対し、自分が女だから辛い思いをせてしまったとの罪の意識を持ち続けている。
 十二歳の誕生日の朝、祖父と父が陸軍の兵に殺害されたことを知った百合子は、一族の記憶が刻まれた大玉石に触れる。すると百合子と雪風は、薄明の空のもと大海原が広がる異世界『滄海原の潮の八百重』に迷い込んでいた。
 母から授かった『菫色の石』を手に、百合子は謎に迫る。


話数:全9話
ジャンル:

登場人物
主人公属性
職業・種族
  • 未登録

時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録

その他要素