“あの日” 完結日:2018年12月29日 作者:一条 幸 評価:★★★★☆ 3.9私達の秘密をきっかけに世界が大きく変わる。 全てが変わってしまった “あの日” をきっかけに世界の裏側までを知ってしまった陽向の末路とは一体…。 この話は、“あの日”までの過程と思いを詰め込んだ記録である。 話数:全9話 ジャンル: 登場人物 主人公属性 未登録 職業・種族 未登録 時代:未登録 舞台:未登録 雰囲気:未登録 展開:未登録 その他要素 どんでん返し 年の差 悲恋 短編小説 注意:全年齢対象 なろうで小説を読む
これは、「感情がない」という特性を自称する、ある女性の一人称で語られる物語である。たしかに物語は、感情の乏しそうな口調で淡々と、しかしリズムよく進行していく。だが果たして感情がない人間に物語の語り手が務まるのか。それに作中にちょくちょく出てくる表現にはどうも感情的な文言が含まれているような……。なんて疑問を持ちながら話しを読み進めていけば最後に疑問が氷解する。そんな鮮やかな手法が楽しめる物語。彼氏の浮気なんてドロドロした題材からこうつなげてくるかと舌を巻くラストはとても心地よかった。そんな、良い短編作品でした。
この小説、本当に感動します!この小説は全話見た人だけが与えられる感動があります。最初は「永遠」という男性が浮気をし、彼女の「陽向」はその嫉妬に病んでしまいます。私もこれを読んでいて本当に胸が苦しかったです…..。締めつけられて、締めつけられて、もう耐えられない。「陽向」も私自身もそんな気持ちでした。ついに「陽向」は「永遠」を殺そうとしますが、その先を読んだ私は、今度は涙を耐えることができませんでした。この小説は話の数は少ないですが、そこら辺の長編よりも考えさせられるし、よほど感動しますこの小説を読むことができた、そしてこの小説を誰かに紹介することができる。私は、この小説のそんな役目を今していることを誇りに思います!是非、皆さんも読んでみてください。そして、一条 幸さんの創った物語の世界の虜になってきてください!