評価:★★★★☆ 4.2
その少女、竜山奈波は、クラスで浮いていた。――それもこれも、「魔法」とやらのせいだ。幼少期からあんなものの存在を信じ込まされていたから、あんなものに騙されていたから。母が変なものを刷り込まなければ、私に黒歴史などなかっただろうに――
そんなある日、少女がたまたま迷い込んだ図書館で、たまたま手に取ったもの。それは魔導書だった。この瞬間、少女の運命は、人生は、変わり始める。魔法を一つ学べば、一つ新しいものを手に入れる。人と一人出会えば、一つ新たにつながっていく。魔法使いとして、いや、一人の人として、少女が成長する物語。
話数:全102話
ジャンル:
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
どこにでもいる、一般的な、ただ魔法を使えるだけの女子高生の物語です。 過去のトラウマから自分が持っている魔法という力を否定していたのが、ある事がキッカケになり認めていく。 その特別な力があることで変わっていく奈波。 等身大の高校生が、特殊な能力で苦悩や葛藤そして出会いを経験していき、成長していく。 丁寧な文章、分かりやすい表現でスラスラと読んでいけるのは魅力的です。少し一話あたりの文字数が少ない気はしますが……。 私達が生活している日常に奈波がひょっこりといてもおかしくないようなリアルさとファンタジーが混在する世界観。 是非、一度の御一読をオススメします。 後、ルルーは男前すぎませんかね?