評価:★★★★☆ 4
天真爛漫、若干頭が足りないながらいつも明るい女子高生佐藤 紅茶(さとう くれさ)。
彼女を心底愛する男はその愛故に、彼女をこの世の全てから守るために監視し続ける。
愛の深さ故に男は彼女をいつでもどこでも見続けた。やがて彼女に近付く者が一人、また一人と殺されていく。
少女に異常なまでの執着を燃やす男の正体とは…?
警察の捜査が進むに連れ深まる謎。
少女に迫る危機。そして、探偵が動き出した時…歯車が動き出す。
全ては少女の過去に始まっていた。狂った愛が生み出す正義は少女を救う事が出来るのだろうか?
狂った愛で少女は救われる事ができるのだろうか?
狂っているのは誰で
真実の愛は何なのか?珈琲好きの変態男と激甘党の紅茶とワイン好きの探偵が織り成すサスペンスストーリー。
思想が思想を染め上げて
それぞれが自分の色を守り
自分の色で埋め尽くす為に少女を求める。stain.
話数:全22話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
推理小説はそんなに読んだ事ありませんが、この作品はとても楽しく読む事ができました。完結済みなので気になるところでお預け、という事は無いので安心して読めます。それと、作品の紹介として正しいのかわかりませんが、推理要素は控えめに感じます。推理小説初心者でも読みやすいと思います。勿論謎は多く、終盤でそれがどんどん明らかになる際は寒気を感じました。事件の推理より、それ以外の秘密や謎がインパクトありすぎて一気に読んでしまったのですが、恐ろしさ、切なさ、愉快さ、感動。あらゆる感情が揺さぶられる思いです。そもそも冒頭から謎の人物の語りで始まり、そいつがすでにヤバイ奴なのですが、まさかの展開に「ハァ!?」となりました。人物達も濃くてやり取りも楽しく謎解き以外もとても楽しい。いろんな要素が凝縮された作品でした。作者様に感謝を込めてレビューとさせて頂きます。皆様も読んでみては?