評価:★★★★☆ 3.9
最低ランクの鑑定士ディーンは、ある日勤め先でボロをまとった美しいシスターから
「伝説の聖人が使用したと伝えられる封印箱」
の買い取り依頼を受けた。偽物として返品されるが不思議な声が聞こえ、シスターを訪ねると奴隷商に売り飛ばされる寸前だった。
思わず借金を肩代わりして無一文となるが、一緒にボロ教会で暮らすこととなり……
それ以来シスターに言い寄られたり、自称伝説の古龍を名乗る美少女にからまれたり、伯爵令嬢から猛烈なアタックを受けたり。
数々の事件に巻き込まれたりする。
これはそんなおっさんの苦悩を描いた、ハードボイルド? ミステリー?
【注意】
いわゆる犯人捜し推理(フーダニット)ではありません。物語、事件そのものが推理(メタミステリー)となっています。
そのため主人公は「犯人はおまえだ!」と叫びません。
カクヨム同時掲載。
話数:全131話
ジャンル:
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:R15
文法?がちょっと変わってて、たまーに読みにくさもありますが、それも味と言えるぐらい面白いです。すごいペースで増えていく美女たちにちょっと戸惑う事もありますが、キャラがちゃんと立ってて、読みやすいです。エロの部分がしっかり書いてあり、想像力を掻き立てられます。主人公が紳士()なのもすごく良いですし、特に好感が持てたのは、いちいち読者に説明しない所。くどくど、この設定はあーで、この世界はこーでと、説明するような部分が少ない。あとがき等も少なく、ネタバレは心配ないのですが、、、。タイトル仕事しすぎですw1話目でブックマークを押した初めてなのでレビュー致しました。是非読んでください!
どうも猫パンチです!文章自体は読み易いですが、ハードボイルドをちょっと勘違いしているかもしれないと思いました。「ハードボイルド」は元来、ゆで卵などが固くゆでられた状態を指す。転じて感傷や恐怖などの感情に流されない、冷酷非情、精神的・肉体的に強靭、妥協しないなどの人間の性格を表す。つまりシスターを金貨五枚で買い取るのは、お婆さんではなく主人公が言い出さなければならないのです。お婆さんの意見を聞いていては、ただの人の良いエロ親父になってしまいます。例:シスターさん、売られるくらいならオレに買われないか?金貨五枚なら、オレが支払ってやる事はできる。このまま売られれば、一生性奴隷として生きていくことになるだろうな。オレに買われれば、少なくとも不特定多数の男性とセックスする事はなくなる。まあ、もちろんオレもあんたをひどく扱う可能性もあるがな。どうだ?このくらいが必要。
作者様は小説情報や本文中にもハードボイルドという表現をチョクチョク使っていますでも作品のタイトルには伝説の古龍(美少女)に絡まれる、とあります!何だろう?どんな話だろうと読み進めて行くと・・・主人公のハードボイルドさ?が良い味を出しています(ネタバレになるので読んでみて下さい)登場人物は魅力的な各属性の女性たちが多く、下手したら訳の分からないハーレム物になりそうな処を、絶妙な伏線と回想でミステリー要素を織り交ぜる事で上手に仕上げてあります何と無くこうだろうな・・・という読者に想像させておいて裏切る!作者様の構想が大好きですハードボイルド?な主人公に襲い掛かるであろう女難と明かされる設定の数々に興味が尽きないお話です