評価:☆☆☆☆☆ 0
「俺、高校卒業したら県警に入る。それで、刑事になっていつかは……和泉さんの相棒になる」
高校二年生最後の日。そう決めた藤江周は宣言どおり広島県警警察学校長期過程第50期生として、日々の過酷な訓練を必死にこなしている。
いつか彼の隣に立って、その相棒として働くために。
県警警察学校の敷地内にある学生寮204号室。
今から7年前、授業についていけず、思い詰めて飛び降り自殺した巡査が使っていたことから『呪いの部屋』と呼ばれ、幽霊が出るとの噂がある。
ある日、周の同期生でその部屋を使っていた巡査が首を吊って自殺し、彼と親しくしていたもう一人も、訓練中の事故で命を落としてしまう。呪いだとの噂がまことしやかに流れた。
しかし、そこには必ず人間の悪意が存在する。真相を探るべく一人の刑事が学校内に潜入する。
ファザコン中年刑事とシスコン男子高校生の愉快な非日常シリーズ9作目です。
©️成宮りん2018.
この小説に掲載されている写真、イラスト、文章の著作権は作者成宮りんに帰属いたします。許可なく無断転載、使用、販売を禁止します。
話数:全157話
ジャンル:
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
既にタイトルから面白いです。舞台が警察学校って事で 内容、タイトル共に初めての部類でした。触れるのを忘れてましたが何より内容が面白い!そして登場個性的なキャラクターが魅力的!僕は今回この作品を初めて読ませて頂いたのですが、シリーズ物という事で是非ともほかのシリーズも読ませていただきたいなと思いました。読んで後悔することの無いオススメの一作です。
ファザコン刑事シリーズの最新作の舞台───それは警察学校だ。この作品を読んでて最初に感じたのは警察学校の描写がリアルだと思ったところでした。一時は警察を志していた私が言うのですから間違いありません(自信満々)さてさて、そんな警察学校でなんと連続怪死事件が発生しその事件を解決していくという今作。果たして犯人は誰なのか、真実は何か……一度読み始めたらラストまで止まらないこと請け合い!今までのレギュラーキャラはもちろん、新登場の魅力的なキャラ達も多数登場して物語を動かしていきます。このシリーズを読んだことがある人はもちろん、読んだことがない人にもイチオシできる作品です!
警察学校という難しい舞台を題材としながらも、うまく纏めた珠玉のサスペンスドラマです。自殺に事故死、次々と起こる警察学校で起こる変死事件。しかし、それらには他殺の疑いがあった。警察学校に入学した主人公は日々の課題に追われながらも、それらに巻き込まれていきます。かわいい女の子も沢山! しかし、主人公興味なし(笑)重くなりがちな話をコミカルキャラクターが彩るテンポのよい掛け合いによって読み進められる良作です。
∀・)こんばんわ。イデッチです。成宮りん様のファザコン刑事シリーズ9作目になる本作。これまで高校生だった周くんがなんと警察学校に入校、そしてそこで起こる不自然な事故(事件)と綴られていく彼らの物語。∀・)シリーズお馴染みのキャラクターが登場し、作品を盛り上げてくれているのですが、成宮様の凄いところはそれだけで作品がとどまらないところ。ちゃんとミステリーを形成して深いヒューマンドラマ(群像劇)を展開しちゃっているところなんですよね~。この作品から本シリーズを読み始めてもいいと思います。周君と一緒に波乱の警察学校ライフをご賞味あれ☆
レビュータイトルは言ってみたくなっただけです m(_ _)mこの物語はある青年が憧れの刑事の相棒となる為、警察学校で学んでいるところから始まります。ただ、この警察学校の学生寮の一室、204号室は『呪いの部屋』と呼ばれ、幽霊が出るとの噂があるんです。こーんな噂のある警察学校ですよ?何かが起こらない訳がない!最初からプンプン匂います。案の定その204号室から事件が発生します。そしてそれが呼び水となり、次々と不可解な死が……。おっと!これ以上書いたら犯人まで書いてしまいそうだ……^ ^;実はこの作品はシリーズ第9作目。勿論一作目から読むのがお勧めですが今作は特に単品作として読んでも楽しめる作品になっています。是非ともご一読ください。そして言っちゃってください。「オラも警官になるだ!」と。とにかく完結ホヤホヤです。楽しいひと時をお過ごしください!
前作まで高校生だった主人公も、時を経て、念願の警察官になりました。すべては、憧れのあの人の相棒になる為に。 今作は、今まで以上に複雑な人間模様が、描かれてます。警察という「組織」に所属するが故の歯痒さや理不尽さ。また、同期生の中に潜む理不尽を通り越した事実。それらに翻弄されつつも、主人公はめげません。往年の刑事ドラマを彷彿とさせるのに、最近の新しさも魅力の作品です。まさに、「読む」警察ドラマです。ぜひ、ご一読あれ。
シリーズをお読みになられていたとしたら・・・今回の主人公周君の成長に感慨を持たれるのではないでしょうか?高校を卒業した周は、警察学校へと入校したのです。目標はいつも身近に居てくれた和泉さんと同じく、刑事になること。訓練と座学に勤しむ周のまわりに集う学生は、皆個性を持った人物像を見せてくれます。学生も個性的なら、教える教官も然り。その中に独りの鬼教員がいました。周は彼と彼の先輩教員として赴任した人達に教えを受けて、一人前の警察官へと成長していくのです。こうして書いたら学園モノみたいですが、事件は突然襲ってくるのです。主人公たる者達の上に。さあ!本編も、シリーズ通してでもお読みください。人の業が成せる世界へと誘いましょう!
高校卒業後、警察学校に入校した周。かつていくつもの事件に巻き込まれ、そのたびに自分を守ってくれた刑事和泉の相棒になることを目指して日々努力する。そんなある日、周のいる学校内で男子生徒が自殺する。生徒が自殺した部屋は、数年前にも自殺者がいたことで有名で……同級生は本当に自殺なのか、不安にかられる周たち。そして訓練中に一人、仲間が命を落とす。連続する不審死の原因はいかに。和泉をはじめ、シリーズお馴染みの刑事たちも事件を解決するため力を貸してくれます。ミステリーを書かせたら右に出るものはいない。成宮りんさんの描くファザコン刑事シリーズも9作目を迎えました。ぜひ、1作目から読むのをおすすめします!周が高校生の頃、刑事和泉と出会うところからはじまる物語。周が和泉の相棒になりたいと願うほどに絆が深まる過去の事件も必読です。
ファザコン刑事とシスコン男子高校生シリーズの最新作。今回の主役は警察学校へ入学したシスコン男子高校生もといシスコン巡査。コミカルに描かれた警察学校での日常、そして警察学校内部で起きる事件。これは自殺か他殺なのか。全ての鍵は、過去の警察学校での自殺。そして、初めの事件が解決しないまま第二の事件が……。お堅いイメージのある推理作品。でも、類を見ないほど個性的なキャラクター、作者さん警察学校行ってたの?と思うほどリアルな描写がこの作品を彩っております。テンポよく読める作品です。貴方もファザコン刑事とシスコン男子高校生シリーズにはまってみませんか?
わけのわからんレビュータイトルになってしまったが、そういう内容なんだからしょうがないだろ。シリーズ通算9作目にあたる、本格派ミステリ「ファザコン刑事」。いよいよ主人公は、若き新人警察官へ。とはいえ彼はまだまだ警察学校の1年生。捜査もなにも、事件にかかわれるような階級じゃあない。未来の警察官を目さす目指す若者たちの、訓練と共同生活を描いた青春の群像劇―――死人が出るまではな。かつての自殺者が呪いし204号室にて、再び発生した変死事件。それどころじゃないのに、キュートな女子訓練生がボディラインの出るジャージでウロウロしてやがる。どうする巡査!どうもせんでええわ! いやいや。