評価:★★★★☆ 3.7
「根ねっこ広場ひろばをこえたとこ。
オンボロ橋ばしのさらに向むこう……」コマドリさんの歌を聞いたクマさんは、広い森の反対側、ドングリ池まで行くことにしました。
怖がりで、うっかり者のクマさん。
彼をを見かねたキツネくん。
二匹の冒険が始まります。※冬の童話祭2019、企画内イベント「逆さ虹の森」参加作品です。
話数:全9話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
冬眠の途中で目が覚めたクマさんが、自分の怖がりな所を直すために、願いがかなうというドングリ池まで出かけようとするところから、物語は始まります。いかにもおどおどして頼り無さそうなクマさんを見て、心配になったキツネくんがしぶしぶ手助けをする事にしたのですが、さて、二匹は無事にドングリ池までたどり着けるのでしょうか。他者に厳しそうなキツネくんが、意外と優しくて思いやりがあったり、怖がりに見えたクマさんが、案外行動力があったりと、旅の途中で二匹の良い面がだんだんと明らかになるので、読み進めるうちに、彼らを応援したい気持ちも自然と高まって行きます。性格や性質が異なるからこそ、お互いに足りない所を補い合える。そういう、作者さんの温かな友愛のメッセージを感じます。