空に浮かびし逆しまの 虹に捧げし七つの話 完結日:2019年1月17日 作者:風風風虱 評価:★★★★☆ 4.1公園を歩いていると僕は不思議な女の子と出会った。 女の子はスケッチブックに奇妙な絵を描いていた。 そして、女の子は言った。 「逆さ虹の森には七つの話があるのよ」 これは、僕が女の子から聞かされた七つの不思議なお話だ。 話数:全8話 ジャンル: 登場人物 主人公属性 未登録 職業・種族 未登録 時代:未登録 舞台:未登録 雰囲気:未登録 展開:未登録 その他要素 傲慢 嫉妬 強欲 怠惰 憤怒 暴食 童話 色欲 逆さ虹 注意:R15 なろうで小説を読む
虹がどのようにしてかかるのかを、人がまだ知らなかった頃のこと。得体の知れない現象である虹はしばしば、凶兆と見られていました。逆さ虹のように稀少なものは、特に不吉だと。そんな逆さ虹がかかる森で、そこに住む動物たちの身に起こった出来事。コマドリ、キツネ、クマ、リス、ヘビ、アライグマ。そして最後にもうひとつ。虹の色は七つ。動物も、話の数も、ことの起こりとなる感情も、七つ。時に、巨大な蛇とも見られていた虹。楽園の蛇が人をそそのかしたように、虹の色と同じ数の感情もまた、人を罪へと誘う。森の動物たちもまた、そんな思いに誘われる。誘われるものを空から見つめ、逆さ虹は笑い続ける。