評価:★★★★☆ 3.6
妹が突然死んだ。
神に愛されすぎた妹は天に召されてしまった。
妹が生まれてからわたしの存在を忘れていた両親は妹の婚約者だった三千院理玖からの申し出でわたしを思い出した。
そして妹の代わりに彼と結婚するようにと冷めた目と声で命令された。
三千院理玖はいつもわたしに嫌味なことんばかり言っていた男で、嫌ですと両親に訴えたが無視された。無視されるのはいつものことで慣れていたけど、こんな大事なことでも無視され傷ついた。
妹のことは嫌いではなかったけど、こんなに早く死んでしまったことに恨んでしまいそうだ。この作品は改題されています(他サイトでは違う題名で公開されてます)
話数:全52話
ジャンル:
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
その他要素
注意:R15
レビュータイトル通りの話です。物語を進めていくうちに何故妹の許嫁と結婚することになったのかとか、陰謀とかがでてきて読者にミステリーな気分を味合わせてくれる大変面白い作品です。中世風なのは、キーになってくる設定がファンタジーでないとなかなか簡単にはできない事なので(魔法もちょびっとある)軽い推理とすれ違いなどを楽しみたい人に是非お勧めしたいです。
大変おもしろかったです。ただ、46話程から担当さんでしょうか?校閲の後がそのままの状態になっている点だけ残念です。例として上げますと下記のような台詞書きの部分です。「そうよ。わたくし、間違えたの。何年か前から夫(身分の高い女性が、他人に自分の伴侶を「旦那」と紹介するのは違和感を感じます)の様子がおかしくて探ってたの。桜庭子爵の愛莉さんはあの女の姪だった。それにわたくしの夫に言い寄っていたから、てっきり彼女のせいだって思ってた。貴女はほとんど夜会に出席しないから愛莉さんがわたくしの夫の相手だと思ったの」
ずっと家族に蔑ろにされていて、死んだ妹の嫌みな婚約者と結婚させられる…というなにそれ可哀想!な感じかと思っていたのですが、妹の婚約者はちゃんと主人公を助けてくれる王子様でした。主人公は妹のことも嫌いといいつつ、心から憎みきれず苦しむいい子。家族のせいでコンプレックスを抱え自信がないせいもありますが徐々に心を開いていく様がかわいい!二人の恋愛のすれ違いながら近づく関係にドキドキしつつ、妹の死や家族に蔑ろにされていた理由などのシリアスな展開もドキドキします。
更新が楽しみな作品です。すれ違っている2人が幸せになれる話が大好きなので、好みど真ん中です!妹があやしいので、ここからどうなるのか、ドキドキしながら見させていただきます。これから今の謎の部分があかされていくのかと思うと楽しみですし、家族には腹立ちますが幸せになって見返してほしいです。ところどころでヒロインが妹となっているのでまたなおされたほうがいいかもしれません。設定がよくわからなくなります。